はやぶさ2:タッチダウン運用開始

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    Hayabusa 2Touchdown Sequence Began

     

    小惑星リュウグウに向けた「はやぶさ2」のタッチダウン運用が、220日朝にはじまりました。リュウグウへのタッチダウンは22208時頃の予定です。同日11時に予定されている記者会見で、タッチダウン運用が成功したかどうかの発表があります。

     

    20190221_01.jpg

     

    リュウグウの表面はボルダーとよばれる岩塊が非常に多く、はやぶさ2が安全に降りられる場所がほとんどありません。最終的に決定されたタッチダウンの目標ポイントは、すでにターゲットマーカを投下してあった場所のすぐ近くで、直径6mの円内へのピンポイント着陸を目指します。

     

    20190221_02.jpg

     

    地球からリュウグウまでの現在の距離は34000kmあります。はやぶさ2チームはそれほど遠くにあるわずか直径6mの円に探査機をタッチダウンさせようとしているのです。直径6mの円とは、太陽電池板を広げたはやぶさ2自体とほぼ同じサイズです。この円の中のどこかに、はやぶさ2のサンプラホーンが接地する必要があります。さらにタッチダウンの際には、はやぶさ2の太陽電池板が岩に接触しないように、探査機の姿勢を表面の地形に合わせて少し傾けてタッチダウンするという方法がとられます。

     

    220日の記者説明会で発表されたタッチダウン運用計画は以下の通りです。時刻は地上時刻(JST)です。また以下の時刻は確定したものではなく、状況によって変わる可能性があります。

     

    Gate1:2210743

    降下開始の可否判断開始。降下開始の判断が下されればコマンドがはやぶさ2に送られ、高度20kmのホームポジションからリュウグウへの降下が開始されます。

    Gate22211852

    降下を継続するかどうかの可否確認が開始されます。

    Gate32220602

    最終降下判断(GO/NOGO判断)を開始します。この時点でハヤブサ2はリュウグウ表面から500mの高度まで降下しており、ここでのデータを地球に送ってきます。ハヤブサ2から地球に電波が届くのには約19分かかります。はやぶさ2チームが送られてきたデータから、はやぶさ2が目標ポイントに到達できるかどうかを判断するのに約20分が予定されています。到達できると判断されれば、GOコマンドが送られます。はやぶさ2にコマンドが届くまでにまた約19分かかります。つまり、全部で約1時間かかります。はやぶさ21時間に約360mの速度で降下していますので、GOコマンドが届いた時には、はやぶさ2はリュウグウから高度140mまで降下しています。

    HGALGA2220727

    はやぶさ2のHGA(高利得アンテナ)からLGA(低利得アンテナ)に切り替えます。この時点で、はやぶさ2からのテレメトリーデータは送られてこなくなり、地上局はLGAからのビーコンを受信し、そのドップラー効果からはやぶさ2の速度や加速度を計測するだけになります。

    この時点でリュウグウからの高度は45mです。はやぶさ2はターゲットマーカを捕捉し、これを追尾しながら降下を続けます。リュウグウから高度8.5mまで降下したところで、はやぶさ2は高度を保つホバリングの状態に入ります。着陸のために少し姿勢を傾ける態勢に入り、同時に目標ポイント方向に水平移動します。着陸姿勢が整うと、はやぶさ2はいよいよ最終降下に入ります。

    タッチダウン:2220825

    はやぶさ2のサンプラホーンがリュウグウに接触すると、弾丸が発射され、リュウグウ表面の物質が回収されます。はやぶさ2はすぐに上昇を開始します。

    Gate42220825

    はやぶさ2が上昇したことの確認を開始します。

    LGAHGA2220844

    アンテナをLGAからHGAに切り替えます。

    Gate52220844

    探査機状況確認開始。アンテナをHGAに切り替えたことにより、はやぶさ2のテレメトリーデータが地上に送られるようになり、はやぶさ2チームは探査機の状態を確認することができます。上に述べた各Gateは次のステップに入るための関門であり、ここで何か問題が発生すれば、アボート(緊急上昇)となり、タッチダウン運用を中止してホームポジションに戻ることになります。また、それ以外のチェックポイントでも何か異常が発生すればアボートとなります。したがって、この段階まできて、はやぶさ2の状態が正常であることが確認されれば、それまでのシークエンスはすべて順調に進んだことになり、タッチダウン運用は成功したと考えられます。

    Gate62221837

    はやぶさ2はホームポジションに戻ります。


    オポチュニティの火星ミッションが終了

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      Opportunity Rover Mission on Mars Comes to End

       

      NASAは火星ローバー、オポチュニティのミッション終了を発表しました。

       

      20190214_01.jpg

       

      ここここここに書いたように、オポチュニティは20186月に大規模な砂嵐に遭遇し、以降、地球との通信が途絶えていました。オポチュニティ・チームはこれまでに800回以上、オポチュニティにコマンドを送りまた。2019212日に最後のコマンドを送りましたが返答はなく、NASAはミッション終了を決定しました。、

       

      オポチュニティは200377日に打ち上げられ、2004125日に火星のメリディアニ平原に着陸しました。それ以降、15年にわたって火星探査を行ってきました。その主な成果には以下があります。

       

      2005320日に1日の移動距離220mの記録を達成。

      15枚の360度パノラマを含む217000舞の画像を地球に送ってきた。

      52個の岩石表面に穴をあけ、72個の岩石表面をクリアにして、分光計や顕微鏡カメラによる火星岩石の観測を行った。

      水の存在下で生成されるヘマタイトという鉱物を発見。

      エンデヴァー・クレーターで古代に水の活動があったことを発見。

       

      オポチニティとその双子のローバー、スピリットの火星での活躍は、現在の本格的な火星探査の時代を開いたといえます。


      月にともる火:ノーマン・メイラー、アポロ宇宙飛行士に会う

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        Of a Fire on the MoonNorman Mailer Meets Apollo Astronauts

         

        アポロ11号のクルー、ニール・アームストロング、バズ・オルドリン、マイケル・コリンズは打ち上げ11日前の196975日、ヒューストンで記者会見に臨みました。すでにアームストロングが月面に下りる最初の人間になることは公表されており、会場には多くの記者が集まりました。

         

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        ジェームズ・R・ハンセンのアームストロングの伝記”FIRST MAN”にも、この時の様子が描かれています。しかし、ハンセンはこの箇所で、アームストロングらが記者会見で語ったことそのものよりは、ノーマン・メイラーが『ライフ』誌に書き、その後『月にともる火』(Of a Fire on the Moon、山西英一訳、早川書房)に収録された文章について多くを割いています。実は、その記者会見の場に、『裸者と死者』、『なぜぼくらはヴェトナムへ行くのか?』、『夜の軍隊』などで知られた作家であるノーマン・メイラーがいたのです。

         

        『月にともる火』によると、メイラーは3本の映画制作のために莫大な借金ができてしまい、それを返すために、アポロ11号について書いてほしいという『ライフ』誌のオファーを受けたのでした。メイラーにとって、最初は金を稼ぐための仕事であったかもしれませんが、やがて、彼はこれが「恐ろしい、手ごわい仕事」であり、「半端仕事から解放してくれるような大きさの仕事になるだろう」と思うようになります。実際、『月にともる火』はアポロ11号について書かれた最良の本の1つとなりました。それは単なる事実の記録ではなく、戦争や環境破壊の黙示録的世紀において、人類が月にいくことがどのような意味を持つのかを突き詰めて考えた書物ということができます。

         

        75日の記者会見は、取材を始めたメイラーが初めて宇宙飛行士が語る言葉を聞いた日であり、『月にともる火』では第1部第2章「宇宙飛行士たちの心理」がそれにあてられています。さすがにハンセンはこの章が『月にともる火』で重要な位置を占めていることを知っており、メイラーがこの記者会見で宇宙飛行士の言葉をどのように受け止めたのかを紹介しているのです。

         

        記者会見ではまずアームストロングが、言葉を選びながら、慎重に話を進めました。ところがこれが、メイラーにはアームストロングが緊張して固くなっていると感じられたようです。この点について、ハンセンはアームストロングが公式の場ではそのような話し方をすることをメイラーは知らなかったのだろうと書いています。ただし、メイラーはアームストロングに最初から何か特別なものを感じていました。「アームストロングは全くほかの人間とは違っていた」と、メイラーは書いています。「かれは明らかに、他のものが弾じてみようと考えてもみない、宇宙の中のある弦と霊的共感していた」。

         

        一方、理路整然とよどみなく話すオルドリンについては、メイラーは「トラクターみたいに頼りになる」逞しい肉体の男で、「激しく動くドリルのように話した」と書いています。またコリンズについては、「気楽」で「冷静」で、「パーティで会えば、ほとんどだれでもみんな喜ぶような男だった」としています。

         

        この日の記者会見は取材者側をグループ分けして何度も行われ、記者たちの質問がえんえんと続きます。メイラーは記者たちが「個人的告白をさせ、感情を打ち明けさせ、どうしようもない不安をみとめさせようと、どこまでも追いつづけた」と書いています。しかし3人の答はどれもNASA流の優等生的なもので、オルドリンとコリンズがいくらかの個人的なエピソードをまじえるだけでした。

         

        こうしたやりとりを聞きながら、メイラーはやがて、月に行くなどというこれまで誰もしたことのない任務を担う宇宙飛行士とはどのような人間なのかを考えはじめ、「宇宙飛行士たちの心理」を理解するためには、何か新しいものが必要だと気付くのです。「かれらこそは古い人間の最後であるか、それとも新しい人間の最初であって、新しい心理学の輪郭がひかれるまでは、かれらを測る尺度は何一つないからである」とメイラーは書いています。

         

        「かれらこそは古い人間の最後であるか、それとも新しい人間の最初であって」という箇所は、ひどく私の印象に残りました。ハンセンも同様だったらしく、やはりこの箇所を紹介しています。

         

        映画『ファースト・マン』にも7月5日の記者会見のシーンはでてきますが、残念ながらメイラーやハンセンのような宇宙飛行士についての深い考察はありませんでした。

         

        宇宙飛行士は古い人間の最後なのか? それとも新しい人間の最初なのか? 私は世界の宇宙開発の進展を見ながら、いつもそれを考え続けてきました。私の考えでは、かつて海に生きていた生物が陸上への進出を果たすために数知れない挑戦をしたように、今の宇宙開発はまだ挑戦の時代であり、宇宙飛行士は今後もしばらくの間は古い人間の代表として宇宙へ向うでしょう。しかし同時に、宇宙飛行士たちの考え方や行動規範は、来るべき新しい時代の人間の原型になる要素をもっているのではないかと考えています。その意味では、宇宙飛行士は新しい人間の最初なのでしょう。


        映画『ファースト・マン』:最後に残ったのは失望だけ

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          Damien Chazelle’s “First Man”Only Disappointment Remained

           

          映画『ファースト・マン』を観てきました。「これは『ライトスタッフ』でも『アポロ13』でもない」というアメリカでの批評を聞いてはいましたが、あまりの失望感に言葉もなく劇場を後にしました。ジェームズ・R・ハンセンによるニール・アームストロングの素晴らしい伝記を映画化するのであれば、誰か他の監督につくってほしかったと思わざるを得ません。

           

          場面の大半がアームストロングの家。当時のNASAのセットはほとんどなし。そして最後の月面シーンのチープさ。数え上げればきりがないので、やめますが、1番の問題は、この作品で描かれているアームストロングが、ハンセンが伝えたかったアームストロングではないということです。アームストロングは最高のプロフェッショナルでしたが、同時にいつも穏やかで人々に温かい宇宙飛行士でした。

           

          原作には、月への出発前のアームストロングに妻のジャネットがくってかかることなどは書かれていません。アームストロングが2歳で死んだ娘のカレンを月面で思い出して涙を流すことも書かれていません。この作品で描かれるオルドリンも実際とは異なり、おそらくオルドリン本人にとっていい気持にはならないでしょう。

           

          もちろん『ファースト・マン』はドキュメンタリーではありませんから、原作の映画化権を取得した人たちには脚色の自由があります。しかし、この作品はアポロ計画には興味のなかった人たちがつくった映画という感が否めません。また悪意ではないにしても、実際に起こったことがネガティブなフィルターをかけられたり(例えばアポロ8号)、一面的に描かれたり(例えばジェミニ8号)しており、さらに実際にはありえないシーン(例えばカレンのブレスレット)が付け加えられています。アポロ計画やニール・アームストロングに関係のあった人々、あるいはよく知る人々が誰も喜ばない映画になってしまいました。

           

          『ライトスタッフ』や『アポロ13』を観て、NASAの宇宙計画に興味を持った人は多いと思います。しかし『ファースト・マン』についていえば、多くの人々が人類の偉業であるアポロ計画の意義やアームストロングの魅力的な人間像を理解する上でマイナスにしかならないことを、私は非常に残念に思います。


          2018年は観測史上4番目に暑い年だった

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            2018 were the Fourth Warmest since 1880

             

            NASAの発表によると、2018年は観測史上4番目に暑い年でした。

             

            20190208_01.jpg

             

            下のグラフは1880年以降の世界平均気温の推移です。赤い線がNASAのデータで、それ以外にNOAAや日本の気象庁、イギリスのハドレー・センターのデータなどが示されています。観測方法やデータ処理方法の違いなどのために多少数値の差はありますが、推移はまったく一致しています。

             

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            NASAによると、2018年の世界平均気温は、1951〜1980年の平均値に比べて0.83C高くなっているとのことです。


            ファースト・マン:Gミッション

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              FIRST MAN:G Mission

               

              ニール・アームストロングはなぜアポロ11号のコマンダー(船長)に選ばれ、初めて月面に足跡を残すことになったのでしょうか。

               

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              ジェームズ・R・ハンセンが書いたアームストロングの伝記”FIRST MAN”には、以下のような経緯が紹介されています。

               

              1967年1月27日に発生したアポロ1号の事故により、NASAはアポロ宇宙船の設計の大幅な見直しを迫られました。それにともない、アポロ飛行計画にも大きな変更がもたらされました。NASAが同年4月に発表した新たな計画は以下のようなものでした。

               

              死亡した3人の宇宙飛行士を悼み、アポロ1号を新たなミッション名に用いない。

              アポロ2号と3号はない。

              アポロ4号は無人でサターンロケットの試験を行う。

              それ以降はAからJのミッションがある。

              Aミッションは無人のアポロ4号と6号で、サターンロケットとアポロ司令船のテストを行う。

              Bミッションは無人のアポロ5号で、月着陸船のテストを行う。

              Cミッションはアポロ7号によるアポロ初の有人ミッションで、地球周回軌道でアポロ司令船と機械船をテストする。

              Dミッションはアポロ司令船・機械船と月着陸船を地球周回軌道でテストする。

              Eミッションはアポロ司令船・機械船と月着陸船を月周回軌道でテストする。

              Fミッションは月着陸のドレスリハーサル(本番そのままのリハーサル)である。

              Gミッションで月着陸を行う。

              Hミッションはより高度な機器を搭載した着陸ミッションである。

              Iミッションは月を周回してリモートセンシング観測を行うミッションで、月着陸は行わない。

              JミッションはHと同じだが、より長く月面にとどまる。

               

              宇宙飛行士室をひきいていたディーク・スレイトンは、アポロ7号のクルーとしてウォルター・シラー、ドン・エイゼル、ウォルター・カニンガムを指名しました。バックアップ・クルーはトム・スタッフォード、ジョン・ヤング、ジーン・サーナンでした。シラーらはもともとアポロ1号のバックアップでした。アポロ8号のクルーにはジム・マクディヴィット、デイブ・スコット、ラスティ・シュワイカートが指名されました。バックアップはピート・コンラッド、ディック・ゴードン、クリフトン・ウィリアムズでした。ウィリアムズはその後、飛行機事故で死亡し、アル・ビーンに代わりました。アポロ9号のクルーはフランク・ボーマン、マイケル・コリンズ、ビル・アンダースで、バックアップはアームストロング、ジム・ラヴェル、バズ・オルドリンでした。

               

              この時点でアポロ8号と9号はDミッションの飛行でした。9号のバックアップであるアームストロングがプライム・クルーに指名されるのは早くてアポロ11号でした。なぜなら、NASAではバックアップ・クルーが次のミッションのプライム・クルーに移行することはなかったからです。EミッションとFミッションは月に着陸せず、Gミッションで着陸を目指すことになるので、順番でいえば一番早くてアポロ12号が月着陸に最初に挑戦することになります。アームストロングが11号に指名されば、彼は月でのドレスリハーサルを行うことになます。

               

              しかし、この飛行計画は実際にはだいぶ変わってしまいました。1968年10月11日、アポロ7号が打ち上げられ、ミッションは成功しました。同年12月21日にアポロ8号が打ち上げられましたが、ミッションはDミッションではなく、人類初の月周回飛行を目指していました。実はこの時期、グラマン社が開発中の月着陸船は完成しておらず、Dミッションを行うことはできませんでした。また、当時月着陸競争を行っていたソ連が、有人月周回飛行を間もなく行うという情報がありました。このため、NASAは大きなリスクをとり、巨大なサターン5型ロケットにはじめて人間を載せるミッションで月周回を行うことを決断したのでした。アポロ8号はアポロ計画で最も危険なミッションでした。クルーはフランク・ボーマン、ジム・ラヴェル、ウィリアム・アンダースでした。

               

              この結果、Eミッションはスキップされ、アポロ9号でDミッションを行い、アポロ10号でFミッションを行うことになりました。アポロ11号がGミッションを行うことになったのです。アポロ8号打ち上げの日の午後、スレイトンはアームストロングを呼び、彼をアポロ11号のコマンダーに指名するつもりであることを伝え、さらに、アポロ8号、9号、10号の飛行がすべてうまくいけば、11号は月着陸を目指すことになると話しました。スレイトンはアームストロングが初めて月に立つ人間としての資質をもっていることを早くから見抜いていたのでしょう。

               

              スレイトンは11号のクルーとしてオルドリンとコリンズを考えていましたが、この時アームストロングに、月着陸船のパイロットはオルドリンではなくラヴェルではどうかと打診しました。一晩考えたアームストロングは、ラヴェルは次の飛行ではコマンダーになるべきと答えました。こうしてラヴェルは13号のコマンダーに指名されることになりました。

               

              アポロ8号帰還後の1969年1月4日、スレイトンは3人を集め、アポロ11号のクルーとして正式に指名しました。アポロ9号と10号のミッションも成功し、7月16日、アポロ11号は発射台を離れました。こうして、アームストロングは「ファースト・マン」になったのです。



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