『ファンタジーランド』:アメリカのキリスト教の500年

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    Fantasyland by Kurt Andesen

     

    『ファンタジーランド(上・下)』(カート・アンダーセン、玉田美明・山田文訳、東洋経済新報社)を読みました。

     

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    アメリカのキリスト教について調べていたので、たいへん参考になりました。また、アメリカという国について知る上でも参考になる本でした。

     

    とはいえ、この本で書かれている内容は、すべて自分なりの評価と検証が必要です。なぜなら、この本は、下巻最終章「トランプ政権を生んだ国」で展開される執拗なトランプ批判のために書かれたものだからです。

     

    それさえ認識していれば、非常に面白い本だと思います。


    Hen2-104:南のかに星雲

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      Hen2-104Southern Crab Nebula

       

      ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したケンタウルス座の惑星状星雲Hen2-104(南のかに星雲)です。

       

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      Hen2-1041960年代に発見されたときは普通の恒星と考えられていましたが、1989年のESOでの観測によって、カニの形をしたガスの広がりが観測され、惑星状星雲であることがわかりました。今回の画像は、ハッブル宇宙望遠鏡打ち上げ29周年を記念して20193月に撮影が行われたものです。

       

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      ハッブル宇宙望遠鏡の画像から、Hen2-104の微細な構造が分かります。

       

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      Hen2-104の中心は赤色巨星と白色矮星の連星系です。2つの星は非常に近接しているので、この画像では見分けることはできません。そこからガスが美しい砂時計の形に広がっています。過去数千年のガスの流れです。その外側にはかつて噴出していたジェットのなごりが見えています。中心に近いところに明るいリングが2つ見えています。これは最近のガスの噴出によってできたものです。


      世界で初めてブラックホールを撮影

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        First Image of a Black Hole

         

        EHT(イベント・ホライズン・テレスコープ)によるブラックホールの初画像が発表されました。

         

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        地球からの距離約5500万光年のおとめ座銀河団の楕円銀河M87の中心にある巨大ブラックホールです。画像の中心の暗い部分にブラックホールがあります。その周囲の明るいリングはブラックホール周辺の超高温プラズマで、温度は60億度以上です。このような超高温プラズマが存在するのはブラックホール近傍のみです。ブラックホールの質量は太陽の65億倍もあります。

         

        ブラックホールはその強力な重力によって、物質も光も脱出できない「事象の地平面」(イベント・ホライズン)をつくります。この事象の地平面の近傍には光子球とよばれる領域が形成されることがアインシュタインの一般相対性理論で予言されていました。今回発表された画像で暗く見えているのは、ブラックホールそのものではなく、この光子球の形をした「ブラックホールの影」(ブラックホール・シャドウ)です。

         

        EHTは地球規模の電波望遠鏡のネットワークを用いて精密観測を行う国際プロジェクトです。EHTM87のほかに、もう1つ、われわれの銀河系中心にある巨大ブラックホール、いて座Aスターの観測も行っており、いずれその画像も公開されることになります。

         

        EHTは今後、さらに観測精度を上げていくことが計画されています。事象の地平面により近い領域の観測が可能になり、巨大ブラックホールの形状や回転、ジェット噴出の様子などがわかってくると思われます。


        ペンス副大統領、2024年までに有人月着陸を表明

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          Pence Calls for Human Return to the Moon by 2024

           

          アメリカのペンス副大統領は326日にアラバマ州ハンツビルで行われた国家宇宙会議において、「アメリカは5年以内にアメリカ人宇宙飛行士を月に着陸させる」と述べました。

           

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          NASAが提唱していた月を周回する宇宙ステーション、「ゲートウェイ」の建設は今年の連邦予算で認められ、NASA2022年に最初のモジュールを打ち上げるべく動きはじめました。ゲートウェイはアメリカだけでなく、日本、ヨーロッパ、ロシア、カナダの国際パートナーが協力して建設することになっており、2026年に完成予定です。

           

          NASAはこれまで、2026年のゲートウェイ完成後、2028年に宇宙飛行士を月に着陸させることを目標にしていましたが、ペンス副大統領は「NASAはもっと急ぐべきである」と述べました。5年以内ということは、2024年までに有人月着陸を果たすことになります。

           

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          ペンス大統領がここまでNASAの計画を急がせる背景には、月を舞台にした中国との覇権争いがあります。中国は月の有人着陸を目指していることを表明しており、そのための超大型ロケット、長征9号を開発中です。しかし、月着陸を具体的な日程にのせるまでには至っておりません。そのような状況であるにもかかわらず、トランプ政権がここまでアグレッシブな政策をとるのは、「万が一にも中国に後れをとってはいけない」ということと、「中国が絶対に追いつけないだけの技術の差をつけたい」と考えているからです。特に後者は、アメリカの軍事技術開発戦略の根幹となっている考え方です。

           

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          かつて冷戦下のアメリカとソ連が月着陸競争を展開し、アポロ計画によってアメリカがこの競争に勝利してから、今年でちょうど50年です。まさにその年に、「宇宙強国」を標榜して宇宙の覇権を狙う中国に対し、アメリカは宇宙を舞台にした新たな競争を展開することを決意したわけです。月をめぐる米中競争の時代がはじまったことになります。

           


          ジュノー探査機が撮影した木星

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            Jupiter Marble

             

            NASAのジュノー探査機が送ってきた木星全球の美しい画像です。NASAはこの素晴らしい画像をJupiter Marble(大理石の木星の玉)と名づけました。

             

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            木星の南半球が写っており、縞模様の複雑な流れや渦がよく見えています。右上に見えているのが赤道付近にある大赤斑です。

             

            ジュノーは212日に17回目の木星接近を行いました。この画像はその時に取得された3枚の画像を合成し、色処理を行って完成させたものです。


            はやぶさ2:タッチダウン成功

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              Hayabusa 2Successfully Touched Down to Asteroid Ryugu

               

              小惑星探査機「はやぶさ2」のリュウグウへのタッチダウンが成功しました。

               

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              はやぶさ2チームは2220614分に、Gate3での自律降下フェーズへの移行を「GO」と判断しました。この時、探査機の状態は正常で、約490m の高度まで降下していました。

              以降の経過は以下の通りです。

              0726

              リュウグウまでの高度は50mを切りました。

              0748

              LGAからの電波のドップラー効果から、はやぶさ2が計画通りに上昇したことが確認されました。

              0807

              LGAからHGAへの切り替えが行われ、探査機とのテレメトリー通信が計画通り回復したことが確認されました。これによってGate5の状況確認作業が開始されました。

              0842

              Gate5でプロジェクタイル(弾丸)発射コマンドの発出、シーケンスが正常、探査機状態が正常であることが確認されました。これにより、タッチダウンが成功としているものと判断されました。

               

              詳細な解析はこれから行われることになりますが、34000kmの彼方のリュウグウ表面の、わずか直径6mの目標へのピンポイント・タッチダウンが成功したわけです。

               

              はやぶさ2ミッションはこれから7月まで息をつけない状況が続きます。インパクターをリュウグウに発射して人工クレーターをつくり、そこにタッチダウンして、宇宙風化にさらされていないリュウグウの新鮮なサンプルの回収にもチャレンジします。今後を見守りたいと思います。



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