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STAP 細胞問題:小保方さんと瀬戸内寂聴さんの対談
『婦人公論』誌に掲載された小保方さんと瀬戸内寂聴さんの対談に関し、いくつかのテレビ番組やラジオ番組からコメントを求められました。

STAP 細胞問題について、私が語るべきことはもはやほとんどないのですが、対談を読んだ私の率直な感想は、「小保方さんはSTAP 細胞の呪縛から逃れられなくなっている」ということでした。STAP 細胞が存在しないことはすでに科学的に検証されています。また、小保方さんがSTAP 細胞としていたものの正体がES 細胞であったことも明らかになっています。科学の世界ではすべてが明白になっているにもかかわらず、小保方さんはSTAP 細胞が存在しないという現実に直面することができず、雑誌に掲載された写真から推察するに、精神的なトラブルにおちいっているようにも見受けられます。

私は昨夜、STAP 細胞問題を最初からウォッチしてきたカリフォルニア大学デービス校のポール・ノフラーさんとこの件でメールのやりとりをしました。ノフラーさんの結論は、小保方さんはSTAP 細胞以外の人生の目標を見つけるべきだということでした。私もこの考えに全面的に賛成です。

おそらく小保方さんの周囲には、適切なアドバイスをする人がいないのでしょう。そのような環境下で1月に講談社から出版された書籍『あの日』や、今回の『婦人公論』誌の対談は、小保方さんをSTAP 細胞という深みにますます引きずり込んでいくものでしかありません。書籍や雑誌は売れるかもしれませんが、日本を代表する出版社がこうした出版を行うことを、私は残念に思います。

小保方さんが元気になり、科学コミュニティーの人たちとSTAP 細胞について率直に語れる日が来るのを期待したいと思います。
国際宇宙ステーションから撮影した夜の地球と天の川
Milky Way and airglow from ISS

国際宇宙ステーション(ISS)から撮影された地球と天の川の写真です。

20160518_01

画面の下半分は地球の夜の部分で、ISS は太平洋の島国キリバスの上空にいます。写真の右方向が北です。海は一面雲におおわれていますが、写真の右側には、雲の中で発生した雷によって青白く光っている場所があります。その光は、上部に見えるISS の太陽電池パネルに反射しています。

地球の縁には大気光が見えています。大気光とは大気中の分子や原子が太陽光で励起され、それらが反応して光を発する現象です。大気の縁に近いところではオレンジ色と緑色の大気光が見え、その上層に赤い色の大気光が鮮やかに見えています。

その先には天の川(銀河系)が雄大な姿を見せています。銀河系の中心はISS の太陽電池パネルの向こう側にあります。銀河系中心に近いために、このあたりには多くの星が集まっており、それらの星々の輝きは大気光を通しても見えています。また、星間ガスとちりの雲がシルエットになってつくりだす黒い筋も見事に見えています。
冥王星の全球マップ
Global map of Pluto

ニュー・ホライズンズ探査機が送ってきた画像を合成して作成した冥王星の全球マップが発表されています。

20160509_01

解像度は、ニュー・ホライズンズが接近して観測した半球(マップの中央)が235 メートル、その裏側にあたるカロンに向いた半球(マップの両側)が30キロメートルとのことです。

マップ全体を見ていえるのは、冥王星の北半球が白っぽい氷の地形でおおわれているのに対して、南半球には黒っぽい物質でおおわれた地形が広がっていること、そして、中央に広がるハート形のトンボー地域が、なにかしら特別な要因にとってつくられたものであるということでしょう。冥王星はカロンにいつも同じ面を向けています。また、カロンも同じ面を冥王星に向けています。トンボー地域はカロンの正反対に位置しており、いわば冥王星-カロン系にとって宇宙空間を向いた外側の面にあります。トンボー地域の成因とその位置には、何か関係があるかもしれません。

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