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2015年は観測史上最も暑かった年だった
2015:The warmest year in the record

2015年は近代的な気象観測がはじまった1880年以来最も暑かった年だったと、NASA が発表しました。1951〜1980年の平均にくらべて0.87度C 高かったとのことです。

下の画像は、1951〜1980年の平均気温とくらべた2015年の世界平均気温の分布で、白から赤くなるにつれて気温が高くなります。一方、青い部分は気温が低かった場所を示します。北大西洋や南極域などを除く世界のほとんどの地域で気温が高く、とくに高緯度地域で顕著です。

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NOAA(国立海洋大気局)が発表したデータでも、2015年の世界平均気温はやはり観測史上最も高く、1901〜2000年の平均に比べて0.90度C 高くなっていました。気象庁の速報値でも、2015年の世界の平均気温は1981〜2010年の平均にくらべて0.40度C 高く、過去最高となっています。

2015年の世界平均気温は、これまでの記録に比べて突出して高い気温になっています。これは、2015年春から発生している巨大エルニーニョの影響によるところが大ですが、これに長期的な地球温暖化の傾向が重なっていると考えられます。
ISS への物資補給にドリームチェイサーも選ばれる
NASA awards Dream Chaser an ISS commercial resupply contract

NASA は2019年から2024年までの国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給に関し、スペースX社、オービタルATK社、シエラネバダ社と契約を結ぶと発表しました。スペースX社のドラゴン宇宙船とオービタル社のシグナス宇宙船はすでにISS への物資輸送を行っています。シエラネバダ社の宇宙船ドリームチェイサーは、ISS への人員輸送ではNASA の選にもれてしまいました。しかし、今回、ようやく「夢」をつかみました。

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ドリームチェイサーはNASA がISS からの緊急帰還用として構想していたHL-20 をベースに開発されたミニシャトル型の有翼宇宙船です。スペースシャトルと同じように地上に帰還し、何度も繰り返して使用が可能です。物資補給用のドリームチェイサーは、下の画像のように無人機本体(上)とカーゴモジュール(下)からなり、両方に物資を積載できます。

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下は、ISS にドッキングしたドリームチェイサーの想像図です。

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帰還時にはカーゴモジュールを分離し、無人機本体が滑走路に着陸します。

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ISS 上で行われた実験のサンプルなどは、無人機に搭載して回収することができます。

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スペースシャトルは2011年に退役しましたが、再使用型の有翼宇宙船は今後の有人宇宙飛行にとって非常に重要な技術です。今回、ドリームチェイサーが宇宙を目指すことになったのは、非常に意義のあることと思います。スペースシャトルのような大型の再使用型宇宙船をもう一度開発するのは大変ですが、ドリームチェイサーのような小型の宇宙船はアメリカやロシアでは長い開発経験があります。日本でも研究が行われていましたし、ヨーロッパにも開発構想があります。ドリームチェイサーが人間を乗せて宇宙へ出発する日もやがてくるでしょう。
キュリオシティー:火星の黒い砂丘
Curiosity:Around “Namib Dune”

火星ローバー、キュリオシティーはシャープ山の麓で探査活動を行っています。このあたりはゲール・クレーターの堆積層の最下層、つまり一番古い地層がある場所で、多くの科学的成果が期待できます。

キュリオシティーは昨年12月から「ナミブ砂丘」と名付けられた場所の調査を行っています。下の画像の黒く見える場所がナミブ砂丘です。

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ナミブ砂丘の向う側には、シャープ山が見えています。

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火星表面の多くは赤茶けた岩石と砂(土壌)におおわれていますが、場所によっては黒っぽい砂が集積した砂丘や砂漠が存在しています。スピリットが観測した「エルドラド」やオポチュニティが横断した「ラブアルカーリ」などもそうした場所です。こうした場所ができるには、地形に加え、風の影響が大きいのでしょう。

ナミブ砂漠の急斜面には砂が崩れて落下した跡が見られ、これまで他の火星ローバーが観測した砂丘とは異なって、かなり「活動的」であることがわかっています。

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この砂丘に乗り入れることは危険なので、キュリオシティーはできるだけ接近した場所で科学観測やサンプルの採取を行い、火星の砂の性状を調べています。

キュリオシティーはシャープ山を登攀しながら地層を年代順に調査しようとしていますが、シャープ山の麓にはナミブ砂丘を含む「バグノルド砂漠」とよばれる黒い砂漠地帯が帯状に横たわり、キュリオシティーの行く手を阻んでいます。キュリオシティーは黒い砂漠を迂回する安全なルートを見つけなくてはいけません。

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