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アンタレス・ロケット、打ち上げ直後に爆発
Antares rocket exploded after launch

国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶシグナス宇宙船を載せたアンタレス・ロケットは、アメリカ東部夏時間の10月28日午後6時22分(日本時間29日午前7時22分)にヴァージニア州ワロップス島の発射台から打ち上げられましたが、打ち上げ直後にロケットが爆発しました。

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現在、現場での緊急事態対応活動が行われていますが、けが人はいないようです。

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この事故によって、ISS に運ぶ予定の物資が失われました。そのため、ISS で予定されていた実験や作業に遅れが生じることが考えられます。ただし、ISS への物資輸送はアメリカのドラゴン宇宙船、ロシアのプログレス宇宙船も行っており、ISS に滞在している宇宙飛行士の生存に影響がでることはありません。
大規模な太陽フレアが発生
Region 2192:Giant flare erupted

太陽の巨大黒点群AR2192 は、10月26日にもX クラスの大規模なフレアを発生させました。下の画像は、そのフレアをNASA の太陽観測衛星SDO が紫外線で観測したものです。

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このフレアはアメリカ東部夏時間で25日の午後12時55分に始まり、午後1時08分にピークに達し、2時11分まで続くという長いイベントでした。
巨大黒点群 AR2192
Giant sunspot AR2192

10月17日に太陽の東端に姿を現した黒点群 AR2192は、今回の太陽活動周期、サイクル24で観測された黒点群としては最大の面積をもっています。現在、太陽面の南半球中央部を西へ移動しています。

下は10月24日に NASAの太陽観測衛星 SDOがとらえたAR2192 です。

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日食眼鏡を使えば、肉眼でもこの巨大黒点群を見ることができます。

AR2192は中規模および大規模のフレアを発生しています。地球の高緯度では美しいオーロラが見えているようです。
御嶽山噴火:警戒態勢に問題はなかったか?
9月27日に起きた長野県御嶽山の噴火では、登山者に多くの犠牲者がでました。御嶽山は山頂がカルデラになっており、その周囲のピークのうち、一番高いのが剣ヶ峰で、標高は3067メートルです。御嶽山では1979年に、剣ヶ峰の南西側に火口ができて噴火しました。また1991年、2007年にも1979年の火口で小規模な噴火が起きています。いずれも水蒸気爆発でした。今回もやはり南西側できた火口で噴火(水蒸気爆発)が起こりました。

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今年6月3日に開催された第129回火山噴火予知連絡会定例会における全国の火山活動の評価では、御嶽山は「噴火警戒レベル1、平常」と評価され、「火山活動に特段の変化はなく、静穏に経過しており、噴火の兆候は認められません」とされています。

ところが、8月末にわずかな火山性地震が観測され、9月10日および11日には頻発しました。そして9月27日を迎えることになるわけです。

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9月27日は午前11時41分に火山性微動が発生し、その11分後の11時52分に噴火が発生しました。

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したがって頂上南西部にいた登山者の多くの方にとって、火山性微動に気付いても、安全な場所に避難する時間的余裕はほとんどなかったといっていいでしょう。9月10日、11日の地震頻発後、頂上付近への立ち入り規制が行われていなかったのが残念です。というのは、下の図の通り、御嶽山の噴火警戒レベルが2に引き上げられれば、今回犠牲者が出た1979年火口周辺(火口からおおむね1キロメートル)は規制対象となるからです(図の緑色の部分)。

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結果論ですが、噴火警戒レベルが引き上げられなくても、過去の水蒸気爆発の経験をふまえ、9月10日、11日の火山性地震頻発発生後に、地震が完全に静穏になるまで現地で適切な対策がなされていれば(地震頻発の情報は気象庁から伝えられていたのですから)、今回の悲劇は回避できたはずでした。

今回の噴火で、火山噴火にともなう警戒態勢がどうあるべきかが、改めて問われることになりました。一方、今回の噴火を理由に、川内原発の再稼働に反対するといった、他人の悲劇を利用する政治的なキャンペーンもはじまっています。こうした動きに惑わされず、火山噴火を科学的に分析し、それを安全対策に生かす研究が求められています。

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