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プロトン・ロケット、打ち上げ再開へ
Proton rocket to resume launches in September

ロシアのプロトン・ロケットは、9月に打ち上げを再開することになっています。

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プロトンは7月2日に打ち上げに失敗しました。すぐに事故調査委員会が立ち上げられ、2週間ほどで、ロケットのヨー(偏揺)軸の動きを検知する3個の角速度センサーが上下逆に取り付けられていたことが明らかになりました。8月5日にロシア宇宙庁は事故調査委員会の報告書を発表し、ウラジーミル・ポポフキン長官は9月中旬にプロトンの打ち上げを再開し、年内に4回ないし5回の打ち上げを目指すと語りました。

事故調査委員会の報告書によると、プロトンの2段目後部のプラットフォームに取り付けられた3個のヨー軸角速度センサーが反対方向に取りつけられていたために、リフトオフ直後から誤ったデータが検知され、リフトオフ6.8秒後にはエンジンNo.1、No.3、No.4、No.6のジンバルが異常に動きはじめました。7.7秒後には、ジンバルのヨー方向の角度は可動範囲の最大角である7.5度に達しました。12.733秒後、ロケットの姿勢は制御可能な範囲を超え、「ロケット故障」のコマンドが発せられました。

事故調査委員会の報告書は、今後こうした人為的ミスが起きないよう作業手順を見直すことや、センサーが逆に取り付けられないようプラットフォームを改良することなどを勧告しています。また、現在、打ち上げを待っているプロトンのセンサーはすべて調査され、取り付けミスはないことが確認されています。

プロトン・ロケットの商用打ち上げサービスを提供しているインターナショナル・ローンチ・サービシス社は、ルクセンブルグの通信衛星ASTRA 2E を9月15日に打ち上げることを決定しました。

ASTRA 2E を打ち上げた後、10月後半にはアメリカの衛星シリウスFM6 が打ち上げられる予定です。その後の打ち上げで優先されるのはロシア情報技術・通信省の通信衛星エクスプレスAT-1 とエクスプレスAT-2 とみられています。この2つの衛星は来年のソチ冬季オリンピックの衛星中継に必要です。

8月17日、国際宇宙ステーション(ISS)ではロシア宇宙飛行士による7時間29分の船外活動が行われ、ザーリャ・モジュールの外側に電源ケーブルとイーサネットのケーブルをめぐらせる作業が行われました。これはロシアの新しい多目的実験モジュール「ナウカ」のためのものです。「ナウカ」は今年末にプロトンで打ち上げられることになっていましたが、打ち上げは来年春に延びる模様です。


国際宇宙ステーションにUFO 出現?
UFO outside ISS?

8月19日に国際宇宙ステーション(ISS)で船外活動を行っていたクリス・キャシディー宇宙飛行士は、プログレス補給船の近くに未確認の物体が浮かんでいるのを発見し、ヒューストンのミッション・コントロール・センターに報告してきました。下の画像は、キャシディー宇宙飛行士が撮影したビデオ映像からのものです。

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このUFO(?)は明らかに何らかの形をもっているようです。

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TsUP(ロシアの管制センター)は、これがロシアのズベズダ・サービス・モジュールのアンテナのカバーであることを確認しました。「UFO 研究家」が喜ぶような物体ではなかったわけです。

スペースシャトルの初期の飛行の時代、すなわち1980年代から90年代には、「スペースシャトルの周囲をUFO が飛び、監視していた」といった映像が、UFO 研究家からメディアにたびたび流されたものでした。こうしたUFO の正体は、スペースシャトルから放出された水が凍って氷の粒になり、太陽の光で輝いているだけのものでした。しかし、UFO 研究家はNASA の映像の中からこうした場面を探し出しては、「NASA が隠していたUFO の衝撃映像」などとしてメディアで放送したのです。

しかし、時代は変わり、人間が宇宙で行っている活動は以前よりもずっと身近になりました。宇宙で起こっていることはすぐに地上に報告され、さらにそれがインターネットで世界中に公開される時代です。もはやUFO 研究家がNASA のフッテージから「UFO の衝撃映像」を見つけ出し、メディアに流すことはできなくなってしまいました。

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