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NASA の次世代ロケットSLS:コア・ステージが基本設計審査を通過
NASA's SLS Core Stage Passes PDR

NASA は次世代重量物打ち上げ用ロケットSLS(Space Launch System)の開発を進めています。SLS の第1段目はコア・ステージとよばれています。このコア・ステージが基本設計審査(Preliminary Design Review)を通過しました。

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コア・ステージはボーイング社がプライム・コントラクターになって開発を進めており、スペースシャトルのメインエンジンであるプラット&ホイットニー・ロケットダイン社のRS-25 が4基用いられます。

NASA はSLS の最初の打ち上げを2017年に予定しています。コア・ステージはSLS の中で最も重要な要素であり、これが基本設計審査を通過したことは、予定通りの打ち上げに向けた大きな前進といえます。
逆光に輝く土星:カッシーニ探査機からのグリーティング
Glorious view of Saturn for the holiday season

2004年から土星を周回しているカッシーニ探査機からの、素晴らしい土星の画像が公開されました。

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この画像は土星を太陽のちょうど反対側から、さらに土星の環の下側から撮影したものです。太陽も地球も、土星のために隠されています。このアングルで土星をとらえることができたのは、カッシーニのこれまでの観測ではじめてでした。逆光のため、土星の環と大気を細かく観測することができます。

撮影は今年の10月17日に行われました。カッシーニのチームはホリデーシーズンに合わせて、60枚のデータからなるこのモザイク画像を作成してくれました。
2012年マヤの暦:10日間早く公開されてしまったNASA のビデオ
The World Didn’t End Yesterday

NASA は「マヤの暦が予言した2012年12月21日に世界は滅亡しなかった」というビデオを12月22日にYoutube にアップする予定でしたが、間違って10日前に放映されてしまったようです。イギリスの『ガーディアン』紙が伝えています。

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このビデオを見ると、マヤの暦のシステムがとてもわかりやすく説明されています。古代マヤの天文学も紹介されていて、とても楽しめるビデオです。

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NASA が以前に作成した「2012年問題」に関するページは、今も生きています。時間があったら、ご覧ください。
ハッブル宇宙望遠鏡:UDF 2012
Galaxies near cosmic dawn

ハッブル宇宙望遠鏡によるUDF 2012(ウルトラ・ディープ・フィールド2012)の結果が発表されています。UDF-2012 は今年の8月から9月にかけて6週間にわたって行われ、南天の、ろ座の方角を調べました。観測はWFC3(ワイド・フィールド・カメラ3)を用い、赤外の領域で行われました。初期の銀河が放つ紫外線や可視光は宇宙膨張によって引き伸ばされ、赤外線になってしまうからです。

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今回の観測では、赤方偏移が8.6から11.9のきわめて遠い銀河が7つ観測されました。これらはビッグバン後3億5000万年から6億年に誕生した銀河です。赤方偏移11.9の銀河は、ここで紹介した銀河よりもさらに遠方にあります。

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ハッブル宇宙望遠鏡によるこうした観測は、最初の銀河が誕生した時代へとせまるものです。ここでも書いた「宇宙の再電離」がいかに進んだのかがだんだん明らかになっていくでしょう。この時代を本格的に観測するのは、ハッブル宇宙望遠鏡の次の、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡ですが、ハッブルはすでにそうした天文学の時代を開きつつあります。

UDF 2012 の観測チームによると、銀河の誕生は持続的に進み、それにつれて再電離のための紫外線放射も次第に増えていったようです。観測結果の詳しい内容は、今後、論文として発表されていく予定です。
NASA の新しい火星ローバー
NASA will launch a new Mars rover in 2020

NASA は2020年に新しい火星ローバーを打ち上げると発表しました。

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現在、火星ではキュリオシティーが本格的な探査活動のために観測装置の試験を行っています。また、オポチュニティーも活動を計画しています。NASA は2018年にMAX-C とよばれる火星ローバーの打ち上げを計画していました。MAX-C は火星の生命探査のためのローバーで、NRC(国家研究評議会)が昨年発表した今後10年間(2013〜2022年)の惑星探査構想、いわゆる「ディケーダル・サーベイ」でも火星探査の大型ミッションとして、木星エウロパ・オービター(JEO)ミッション、天王星オービター・プローブ・ミッションとともに、最優先に位置づけられていました。ESA の火星ローバーExoMars と同時打ち上げを目指していましたが、2011年に、NASA は予算削減のために計画をキャンセルし、ExoMars からも手を引くこととしました。

NASA は2013年に火星大気の散逸過程を調べる周回機MAVEN を打ち上げ、2016年には火星の内部構造を調べるInSight を打ち上げ、火星に着陸させる予定です。2018年に大型の火星ローバーを打ち上げることはできなくなってしまいましたが、キュリオシティーの着陸成功を踏まえ、2020年に新しいローバーを打ち上げることにしたようです。ローバーはマーズ・サイエンス・ラボラトリー(キュリオシティー)をベースにつくられますが、搭載する科学機器はまだ決まっていません。

NASA が火星探査に力を入れているのは、2030年代半ばに、人間を火星周回軌道に送ることを目指しているためです。火星探査の分野では常に世界の最前線を進んでいたいと考えているわけです。

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