ソユーズMS-10打ち上げ失敗の原因はセンサーの異常

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    Soyuz MS-10 Launch Failure Caused by an Errant Sensor

     

    ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター所長のセルゲイ・クリカリョフは、1011日のソユーズMS-10の打ち上げ失敗はセンサーの異常によるものだと述べました。第1段の4本のブースターが第2段ロケットから切り離される際、1本のブースターでセンサーが働かず、うまく分離しませんでした。そのため、このブースターが第2段ロケットに衝突して損傷させてしまったのです。これは、ソユーズMS-10 のオンボードカメラからの映像で確認することができます。

     

    20181102_01.jpg

     

    上の画像は打ち上げ直後の映像で、ロケットは順調に上昇しています。しかし、ブースター切り離しの際に異常が起こりました。下の画像はブースター切り離しの瞬間ですが、カメラに写っている3本のブースターのうち、左のブースターが離れていません。

     

    20181102_02.jpg

     

    これは、通常のブースター切り離しの際の映像(下)と比べてみれば、よくわかります。

     

    20181102_03.jpg

     

    左のブースターは下部のストラットは火薬で分離していると思われますが、先端部は第2段に付いたままです。先端部を分離させるために圧搾酸素を噴射するベントバルブが作動していないとみられます。この事象にセンサーの異常が関連しているのでしょう。ブースターは第2段ロケットの燃料タンクの隔壁を破壊したとみられます。下の映像では炎が発生しています。

     

    20181102_04.jpg

     

    次の瞬間、第2段ロケットは炎に包まれました。この直後、緊急脱出システムが作動し、クルーの乗ったカプセルはフェアリングごと切り離されました。

     

    下の画像は、それから1秒もしない時点の映像ですが、左上に地球の縁が写っており、煙を吐く第2段ロケットはあらぬ方向を向いており、制御を失っているのがわかります。

     

    20181102_05.jpg

     

    失敗の原因が明らかになったことを踏まえ、ロシアは12月半ばには次のクルーの打ち上げを考えていると思われます。NASAも、ロシア側の対応に問題がないとすれば、12月の打ち上げに同意するでしょう。国際宇宙ステーションが無人になる事態は避けられるかもしれません。



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