火星ローバー、オポチュニティ、応答せず

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    Science Team Continues to Listen for Opportunity

     

    火星で発生した大規模な砂嵐のため、火星ローバー、オポチュニティとの交信は610日を最後に途絶えたままになっています。

     

    20180821_01.jpg

     

    オポチュニティは2004年に火星に着陸し、以後、火星の探査活動を続けてきました。火星表面での累積走行距離は45.16kmに達しています。

     

    20180821_02.jpg

     

    前にも書いたように、5月に火星で発生した砂嵐は、6月には火星全表面を覆ってしまいました。このため太陽光が遮断されて火星表面は暗くなり、オポチニティの太陽電池は発電ができなくなりました。オポチニティは現在、電源喪失状態にあると考えられています。オポチュニティの運用チームはディープ・スペース・ネットワークのアンテナを使ってオポチュニティからの信号を常時ウォッチしており、地球からも週に3度、オポチュニティのシステムを起動させるコマンドを送っていますが、反応はありません。

     

    オポチュニティは現在、直径約22kmのエンデヴァー・クレーターの西の縁にあるパーサヴィアランス谷を下る途中で停止しています。下の画像の赤丸の箇所です。

     

    20180821_03.jpg

     

    オポチュニティは昨年7月にこの地点に到達し、以後、この谷の調査を行ってきました。下はオポチュニティによるパノラマ写真で、手前がパーサヴィアランス谷、中央の奥がエンデヴァー・クレーターの底になります。

     

    20180821_04.jpg

     

    パーサヴィアランス谷はエンデヴァー・クレーターの縁からクレーターの底につづく谷で、ここには斜面に沿って何かが流れた痕跡がみられます。それが水なのか、氷なのか、あるいは土砂の流れなのか、風の吹いた跡なのかは分かっていません。そのため、オポチニティは谷を下りながら、それを調べようとしているのです。今年の4月に、オポチュニティは谷への降下を開始しました。ところが、それからほどなくして砂嵐に襲われたわけです。

     

    砂嵐はすでにピークを終えており、空は次第に明るくなる兆候が見られるとのことですが、まだ十分な発電ができるほどではないようです。



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