火星全球をおおう大規模な砂嵐

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    Dust Storm on the Red Planet

     

    5月末に発生した火星の大砂嵐は6月には全球をおおってしまいました。このような大規模な砂嵐は火星では68年(34火星年)に1回発生しています。おそらく8月まで、このような状態がつづくとみられます。

     

    20180725_01.jpg

     

    現在、火星表面ではNASAのオポチュニティとキュリオシティが活動しています。オポチュニテイは太陽電池で発電してエネルギーを得ていますが、火星の空は細かい砂におおわれ、表面は暗くなっています。そのため、オポチュニティは発電ができず、すべての活動を停止しています。9月になって砂嵐が収まってくれば、発電が可能になりますが、太陽電池板の上に細かい砂が降り積もり、発電効率がかなり落ちてしまう心配があります。

     

    一方、キュリオシティは電源に原子力電池を用いているので、活動に支障をきたすことはありません。土壌のサンプル調査のほか、砂嵐自体の科学観測も行っています。下の画像は615日に撮影したキュリオシティの「自撮り」写真です。

     

    20180725_02.jpg

     

    火星周回軌道上ではNASAMRO、マーズ・オデッセイ、MAVENが砂嵐を観測しています。火星の砂嵐をこれだけの数の探査機が表面と軌道上から同時観測するのは初めてのことです。大規模な砂嵐の原因はまだ分かっていませんが、今回の観測によって貴重な知見が得られる可能性があります。



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