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「はやぶさ」が冥王星の地名に
New Horizons:Informal names on Pluto

ニューホライズンズの科学チームは、冥王星で一番目立つ白っぽいハート形地形に「トンボー地域」という名前をつけました。1930年に冥王星を発見したクライド・トンボーにちなんだものです。トンボーは当時、アリゾナ州のローウェル天文台で働いていました。このハート型の左半分は「スプートニク平原」とよばれています。世界初の人工衛星にちなんでいます。

今後の画像解析には、表面の各地域に名前をつけておいた方が便利です。科学チームは下のように、冥王星表面の主だった領域に名前をつけました。それらの中には、これまでの太陽系探査で大きな成果をあげた探査機の名前もつけられています。

20150731_01

下はトンボー地域の右側(東側)の領域です。トンボー地域の東の地域はタルタロスと名付けられました。ギリシャ神話にでてくる冥界の名です。タルタロスの上の地域は「はやぶさ」と名付けられました。その左の紫色は「パイオニア」と名付けられています。

20150731_02

下はトンボー領域の左側(西側)の領域です。緑色の大きな円形の地形は「バーニー」と名付けられたクレーターです。バーニーの右が「ボイジャー」、左が「ヴェネラ」、下が「バイキング」です。バーニーはヴェネティア・バーニーのことで、トンボーが発見した天体に「Pluto」という名をつけることを提案した女性です。彼女は当時11歳で、オックスフォードに住んでいました。

20150731_03

ヴェネラの左には地溝帯があり、その左の地域は「ローウェル」と名付けられました。パーシヴァル・ローウェルはアメリカの天文学者。私財を投じて火星観測のためにつくったのがローウェル天文台で、その後、ここが冥王星発見の舞台となりました。ヴェネラのずっと下にあるクレーターには「エッジワース」、ローウェルのずっと下のクレーターには「オールト」の名がつけられています。ケネス・エッジワースはアイルランドの天文学者で、海王星の軌道の外側に小天体のベルトがあり、彗星はそこからやってくるという説を提唱しました。ヤン・ヘンドリック・オールトはオランダの天文学者で、太陽系を取り巻き、彗星の供給減となる「オールトの雲」を提唱しました。

天体の地名は国際天文連合(IAU)によって正式に承認される必要があります。したがって、現時点では、これらはまだ正式な名前ではありません。

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