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冥王星とはどのような天体か?
Pluto:Icy object outside of Neptune's orbit

冥王星探査機ニュー・ホライズンズは、6年半、50億kmにおよぶ飛行の後に、いよいよ7月14日に冥王星に最接近しようとしています。

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表面の地形も次第にはっきりと見えてきました。ニュー・ホライズンズがどのような冥王星の姿を送ってくるのか楽しみです。冥王星がどのような天体なのかをまとめておきましょう。

冥王星は1930年にクライド・トンボーによって発見され、以後、太陽系の一番外側をまわる惑星として親しまれてきました。

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人類がまだ間近から見たことのない最後の惑星、冥王星を探査するために、NASAのニュー・ホライズンズが打ち上げられたのは2006年1月19日のことでした。ところが、その年の8月にプラハで行われた国際天文連合(IAU)の総会で、冥王星は惑星の座を降り、「準惑星」となることが決定されました。冥王星の軌道よりも遠方に、冥王星と同等の大きさの小天体が多数存在することが分かってきたため、惑星の定義が改めて議論されたのです。

現在、準惑星には冥王星の他、小惑星の中でサイズが一番大きかったケレス、冥王星の軌道の外側をまわるエリス、ハウメア、マケマケが分類されています。冥王星を含む海王星以遠の天体はエッジワース・カイパーベルト天体(EKBO)、カイパーベルト天体(KBO)、あるいは太陽系外縁天体(TNO)などとよばれています。

冥王星の直径は約2300kmで、地球の月よりも小さい天体です。太陽を1周するのに248年かかります。1日の長さは約6.4日で、地球とは逆向きに回転しています。

冥王星は氷と岩石の天体で、メタン、窒素、一酸化炭素、水などからなる氷で表面がおおわれています。冥王星の内部構造はほとんど分かっておらず、氷の層がどのくらいの厚さかも分かりません。もしかすると、氷の層と岩石のコアとの間に海(液体の層)が存在するかもしれません。木星の衛星であるエウロパ、カリスト、ガニメデ、土星の衛星のタイタン、エンケラドス、海王星の衛星トリトンにも内部に海があると考えられています。

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冥王星にかすかな大気が存在することが分かっています。冥王星表面での気圧はわずか3~100マイクロバール(地球表面の100万分の3~1万分の1)しかなく、表面の氷が気化し、宇宙空間に逃げていると考えられます。

冥王星の衛星の1つ、カロンは直径が1200kmで冥王星の約半分の大きさをもちます。内部の構造は分かっていません。岩石の上に氷の層があるのかもしれませんが、岩石と氷が均質に混ざっていて、層構造にはなっていないのではないかという考えもあります。

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