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誕生直後の火星には大量の水が存在
Mars once had more water

火星には、これまで考えられていたより大量の水が存在していたとする論文が、3月6日付の『サイエンス』電子版に発表されました。NASA のゴダード宇宙飛行センターらの研究グループによると、火星が誕生して間もない時代には、火星に表面の約20%が海におおわれていたとのことです。

20150307_01

この研究は、地上から火星大気に含まれる微量な水分を観測することによって得られました。使われた望遠鏡はESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT、ハワイのケック望遠鏡、そして同じくハワイにあるNASA の赤外線望遠鏡IRTF です。これらの望遠鏡で、火星大気中の水とHDO(重水の1つで、水素原子の1つが重水素に置き換わっている)の分布の変化を観測し、水素と重水素の比を求めました。さらに、南極で発見された約45億年前隕石YAMATO980459 や、キュリオシティがゲール。クレーターで観測した結果などと比較し、火星の過去の水の量を算出しました。

その結果、約45億年前には、量にして2000万立方キロメートルの水が存在しているという結果が得られました。これは火星の全表面を137メートルの深さでおおってしまうだけの量です。火星の地形は北半球が低くなっていますので、火星の古代の海は北半球に広がっており、場所によっては1600メートル以上の深さになっていたと考えられます。

火星誕生直後のノキアン期とよばれる時代(45億から36億年前)には、大量の水が存在していたことは間違いないと考えられていましたが、どのくらいの量の水が存在したかは、はっきりしていませんでした。

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