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顎をもつ魚の起源
Origin of jaws in vertebrates

バージェス頁岩の化石の研究で有名なケンブリッジ大学のサイモン・コンウェイ・モリスらのグループによる、Metaspriggina という魚の祖先の化石についての論文が、『ネイチャー』誌の6月11日付け電子版に掲載されています。この化石は約5億500万年前のバージェス頁岩から見つかったもので、対の鰓弓をもっていることがわかりました。鰓弓とは鰓に分化する領域のことで、顎をもつ魚、さらには脊椎動物へと進化する最初のステップであるとのことです。

20140623_01
University of Cambridge

上の画像左がMetaspriggina の想像図、右が実際の化石で、眼がはっきり見えています。

Metaspriggina は以前から見つかっていましたが、化石の保存状態が悪く、体の細部について知ることはできませんでした。今回、コンウェイ・モリスらが報告した複数の化石は、2012年にカナダの王立オンタリオ博物館の調査隊がブリティッシュ・コロンビアのマーブル・キャニオン近くで発見した多数の化石の中に含まれていたもので、保存状態が非常によく、鰓弓の他、レンズをもった眼や鼻腔なども確認されました。

魚の祖先となる生物は、バージェス頁岩の生物たちより少し古い時代の中国、澄江動物群に見られます。しかし、顎へとつながる特徴をもつことが確認された最も古い生物は、このMetaspriggina ということになるようです。

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