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中国の月探査機、嫦娥3号、打ち上げ
Chang'e 3 launch to the Moon

中国の月探査機、嫦娥3号が12月2日午前1時30分(北京時間)に、四川省の西昌衛星発射センターから長征3B ロケットによって打ち上げられました。12月6日には月を周回する軌道に入る予定です。

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嫦娥1号と2号は月を周回するオービターでしたが、嫦娥3号は「雨の海」の北西の端にある「虹の入り江」への着陸を目指しています。着陸は12月14日の予定です。ロケットエンジンを噴射しながらで降下する嫦娥3号の着陸機は月面から100m の高度でホバリングし、センサーで着陸に適した平地を探します。クレーターや斜面を避けて着陸地点まで水平移動した後、最終的な降下を開始、高度3m でエンジン噴射を停止して着陸します。

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着陸機は重量3.8t で、4本の脚には着陸時の衝撃をやわらげるダンパーが入っています。電源は太陽電池ですが、約2週間続く月の夜の間、機器類を暖めておくヒーターのために、プルトニウム238 を用いた原子力電池も備えています。可視・紫外線望遠鏡で天体観測を行う他、別の紫外線望遠鏡で地球の高層大気を観測する予定です。

着陸機の上部には、月面ローバー「玉兎」が搭載されており、着陸後、月面に下ろされます。

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玉兎は重量140kg です。玉兎も発電用の太陽電池パネルと越夜用の原子力電池のヒーターを備えています。駆動には6輪のロッカー・ボギー(Rocker-Bogie)方式を採用しており、NASA の火星ローバー、スピリットやオポチュニティーをかなり研究しているように見受けられます。マスト上には地球へのデータ送信用のアンテナとナビゲーションカメラ2基、パノラマカメラ2基が設置されています。ボディ前面にはアルファ粒子X線分光計と赤外分光装置が設置されています。また、スピリットやオポチュニティーと同じようなアームをもっており、先端に研磨機を取り付けられています。地下構造を調べるためのレーダーも備えています。玉兎の運用期間は3か月(月面では3昼夜)とされています。

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嫦娥とは中国の伝説にでてくる月の女神です。玉兎は、その嫦娥が連れている兎の名前で、今回、ローバーの名前を公募したところ、玉兎が一番多かったとのことです。

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