日本学術会議とは

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    日本学術会議の新会員候補6人の任命が拒否された件が社会的な話題になっています。日本学術会議には以下のような問題点があります。

     

     

    最大の問題点は、この組織が3つの部、すなわち第一部(人文・社会科学)、第二部(生命科学)、第三部(理学・工学)から構成されていることです。全米アカデミーにみられるように、科学の学術団体に人文・社会科学が入っている例は先進国にはありません。社会科学がアカデミーに入っている例は共産党政権下のソ連にみられましたが、もちろん、現在のロシアではそのような組織にはなっていません。1949年にスタートした体制のままの日本学術会議で、科学と技術が爆発的に発展していく21世紀に対応できるでしょうか。

     

    第2の問題点は、組織が巨大化してしまったことです。現在、会員は約200人、これに連携会員約2000人が加わり、さらにこの組織を運営するための職員が働いています。幹事会の下には幹事会附置委員会が5、分野別委員会が30、機能別委員会が4、課題別委員会が11あります。このような巨大組織で、急激な社会変化に即応できるでしょうか。

     

    第3は、新しい会員の推薦が会員によってなされるというシステムになっていることです。つまり、仲間うちで後任を決め、既得権益を守るという組織になりかねない危険性をもっています。

     

    第4は、科学の新しい研究計画に関して明確な反対の立場を表明し、研究の自由や科学の発展を阻害するような提言を発表する組織になっていることです。2018年の「国際リニアコライダー計画の見直し案に関する所見」がその例です。



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