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北アメリカで発見された羽毛恐竜
Feathered dinosaur in North America

『サイエンス』誌の10月26日号に、北アメリカではじめて発見された羽毛を持つ恐竜についての論文が掲載されています。論文の著者にはカナダ、カルガリー大学のダーラ・ザレニトフスキー、王立ティレル古生物学博物館のフランソワ・テェリエンなどのほか、共同研究者として北海道大学総合博物館の小林快次准教授も名を連ねています。

羽毛が見つかった恐竜はオルニトミムスで、カナダのアルバータ州南部の約7000万年前の地層から3体が発掘されました。そのうち2体には羽毛とみられる痕跡が一緒にみつかり、もう1体の成体では、翼に羽毛が生えていた痕跡が見つかりました。

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発見されたオルニトミムスの羽毛は軸をもつものであることがわかりました。羽毛が1個所から何本も伸びているフィラメント状の羽毛は多くの恐竜で発見されていますが、軸をもつ羽毛は、これまでいわゆる鳥型恐竜でのみ見つかっていました。下の図で、メガロサウルス類まではフィラメント状の羽毛が見つかっています。今回のオルニトミムスを含め、軸のある羽毛をもつ恐竜は青い線で示されています。

121106_02

これまでの羽毛恐竜はそのほとんどが中国で発見されていましたが、今年の7月には、ドイツ、バイエルン州立古生物・地質学博物館のOiver W.M. Rauhut らが、ドイツの後期ジュラ紀の地層から発見したメガロサウルス類に羽毛があったことを、アメリカ科学アカデミー紀要に報告しています。

明らかに飛ぶことができなかった恐竜までが羽毛をもっていたことは、羽毛の起源についての研究に新しい光をあてています。最近では、恐竜たちは羽毛を一種のディスプレイとして使っていたのではないかと考えられるようになってきました。その中から翼をもち、飛翔する能力をもつ恐竜のグループが出現し、一部は鳥類へと進化したというわけです。

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