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火星探査機キュリオシティー:火星の過去を語る地層の重なり
Mount Sharp:strata above and below

マストカメラが撮影した高解像度の画像が発表されるようになりました。軌道上からの観測ではわからなかったゲール・クレーターのさまざまな地形が、これから明らかになっていくでしょう。

下の画像は、ゲール・クレーターの中央にそびえるシャープ山の裾野のクローズアップで、まるでグランドキャニオンのような地層の重なりが見られます。このような地層の堆積には、おそらく何億年もの長い時間がかかります。しかも、その間、液体の水が存在しなければなりません。シャープ山の地層の調査は、火星の過去を解き明かす上で貴重な情報を与えてくれる可能性があります。

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下の画像は、やはりシャープ山の裾野を撮影したものです。この画像では、白い点で結ばれる線にそって、地層が不連続になっていることがわかります。このような地層の不連続は「不整合」とよばれます。不整合面の下では、地層はほぼ水平に重なっていますが、不整合面の上の地層は斜め(左上から右下)になっています。こうした不整合ができるには、地質学的に何か大きな出来事が必要です。いったい、この不整合ができたとき、火星では何がおこったのでしょうか。

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これらの画像は、キュリオシティーから送られてきた画像(Raw image)の色調を強調したり、ホワイト・バランシングを行って、地球の自然光で見たときの色調にしています。下が加工前の Raw image の例です。

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下の画像は、これを私がカラー補正したものです。RGB のバランス、コントラスト、ガンマ値などを調整し、スピリットやオポチュニティーのパノラマカメラの画像と同じような色調にしてみました。


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私たちがゲール・クレーターに立ってシャープ山を眺めると、きっとこのように見えるでしょう。

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