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北朝鮮の核開発(4):ウラン濃縮施設
北朝鮮の3回目の核実験は、高濃縮ウランを用いた核爆弾で行われるとの観測があります。北朝鮮の核開発はプルトニウムを用いた核爆弾の開発からはじまりましたが、1990年代に入ってからはウランを用いる核爆弾の開発も進められました。そのためにはウラニウム235 の濃縮度が90%程度の兵器級ウランが必要です。発電用の軽水炉で用いられる燃料では、ウラン235 の濃縮度は3%程度です。もしも北朝鮮が高濃縮ウランを用いた核実験を行うとなると、北朝鮮は兵器級のウランを製造する施設をすでに完成し、何年間も稼働させていたことになります。

北朝鮮は遠心分離法によるウラン濃縮技術を1990年代半ばに、ミサイル技術との交換でパキスタンから手に入れたとする見方が有力です。1990年代後半には、遠心分離装置に必要な部品や装置を各国から輸入しています。

北朝鮮は軽水炉用のウラン濃縮工場を寧辺に建設し、2010年にはアメリカからの視察団に公開していますが、兵器級ウランを製造する濃縮工場は別の場所にあるとみられています。しかし、ウラン濃縮工場は地下に建設することも可能で、偵察衛星による監視が難しく、どこにあるかはわかっていません。工場の稼働状況も明らかではありませんが、2000年代半ばには稼働を開始したという情報もあります。

高濃縮ウランを用いた核爆弾の開発はプルトニウムを用いるものより容易とみられており、北朝鮮は、すでにその製造技術を獲得しているとみられます。

北朝鮮のウラン鉱石埋蔵量は約2600万t とみられ、少なくとも1つの採掘ラインが動いているようです。

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