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北朝鮮:人工衛星の打ち上げか、長距離弾道ミサイルの発射実験か
北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」に用いる長距離弾道ミサイルの本体部分が発射台に移動されたようです。北朝鮮は、地球観測衛星「光明星3号」を打ち上げるという声明をだしていますが、人工衛星を打ち上げるには、ロケット本体を組み立てて発射台へ運ぶだけでなく、打ち上げ基地への衛星の搬入、第3段への取り付けなど多くの作業が必要で、1か月以上前から現地での作業がはじまるのが普通です。これまで、そのような動きを伝えた情報はなく、北朝鮮が本当に人工衛星打ち上げの準備をしているのか疑問です。

打ち上げ後、世界各地の地上局とどのように連携して衛星追跡を行っていくかも不明です。また、ほぼ真南に発射するとのことですから、「光明星3号」は極軌道衛星ということになりますが、人工衛星を打ち上げた実績のない北朝鮮は、精密な軌道投入技術を要求される極軌道衛星の打ち上げに最初から挑戦するのでしょうか。

北朝鮮は1980年代に、エジプト経由で手に入れた旧ソ連のスカッドB をベースにノドンを開発しました。ノドンの最大射程は約1300km といわれています。

1998年8月31日に発射実験が行われ、第1段が日本海に、第2段が日本列島上空を飛び越え、三陸沖の太平洋上に落下したテポドン1号は、第1段がノドン、第2段がスカッドの改良型という構成だったとみられています。このとき北朝鮮は人工衛星「光明星1号」の打ち上げに成功したと主張しましたが、そのような物体が地球周回軌道上に達した事実はありませんでした。テポドン1号の最大射程は5000km に達すると推定されています。

テポドン2号は第1段に新しいロケットエンジンを採用しているとみられ、第2段がノドンという観測もあります。射程は6000km 以上と推定されています。テポドン2号は2006年7月5日に最初の発射実験が行われましたが、失敗に終わったとされています。2009年2月4日に2回目の発射実験が行われ、このときは東北地方の上空を通過しました。

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北朝鮮は人工衛星「光明星2号」の打ち上げ成功を発表しましたが、このときも、そのような軌道上の飛行物体は存在しませんでした。

現在、発射台にあるのがテポドン2号ないしその改良型なのか、あるいは新しいミサイルなのか、興味がもたれます。

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