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ミクロラプトルの羽毛の色を復元
中国で見つかっている羽毛恐竜ミクロラプトルは、恐竜から鳥への進化を考える上できわめて興味深い存在です。ハトほどの大きさで、1億5000万年〜1億2000万年前に生息していました。

羽毛にはメラニン色素を貯蔵しているメラノソームとよばれる小胞が含まれています。北京自然史博物館、北京大学、アメリカ自然史博物館、テキサス大学オースチン校の研究者らは、北京自然史博物館にあるミクロラプトルの標本BMNHC PH881 の羽毛に残っているメラノソームの形状や並び方を走査型電子顕微鏡で観察し、現生の鳥類のメラノソームと比較しました。その結果、ミクロラプトルの羽毛は、現生のカラスと同じような光沢のある黒色で、構造色によって青く光るものだった可能性が高いということがわかりました。この研究成果は、『サイエンス』誌の3月9日号に発表されています。

復元されたミクロラプトルの姿は以下のようなものです。ほとんど鳥のような姿ですが、ミクロラプトルは、デイノニクスなども含まれる獣脚類ドロマエオサウルス科のれっきとした恐竜です。

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ミクロラプトルの長い尾羽は扇型をしていると考えられていましたが、細長い涙滴型であることもわかりました。

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こうした尾羽は飛行には役に立たないと考えられ、構造色とともに、異性を引きつけるためのディスプレイの役割を果たしていたと研究者らは推測しています。そうだとすると、鳥類のディスプレイは進化のきわめて早い段階から存在していたことになります。

なお、ブラウン大学のライアン・カーニーらは、始祖鳥のメラノソームを同じような方法で調べ、始祖鳥の羽毛は黒色だったという研究結果を1月24日の『ネイチャー・コミュニケーション』誌に発表しています。

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