スターライナー:ホワイトサンズに着陸へ

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    Starliner Capsule Expected to Land at White Sands Space Harbor

     

    スターライナーを打ち上げた有人宇宙船打ち上げ仕様のアトラス5は、第1段にケロシンを燃料とするRD-180エンジン2基が使われ、これに固体ロケット・ブースターが2本装着されています。上段はRL-10A-4-2エンジン2基を用いた新型のデュアル・エンジン・セントールでした。

     

    20191221_01.jpg

     

    RD-180エンジン点火4秒後に固体ロケット・ブースターが点火され、アトラス5は離昇します。その後、以下のようにシークエンスが進んでいきます。

    06秒:ピッチとヨーのマヌーバー開始

    41秒:最大動圧

    0105秒:音速に到達

    0222秒:固体ロケット・ブースター切り離し

    0429秒:アトラス・エンジン燃焼終了(BECO

    0435秒:アトラス・ロケット切り離し

    0445秒:セントール上段エンジン・スタート(MES-1

    1154秒:セントール上段燃焼終了(MECO

    1454秒:セントール上段切り離し

     

    今回、ここまでは計画通りに行われました。これによってスターラーナーはサブオービタル軌道に投入されました。この後、スターライナーのエンジンンで、国際宇宙ステーション(ISS)への軌道に入る操作が行われます。サブオービタル軌道は放物線軌道なので、宇宙船側で何もしなければ、やがて地上に降下していきます。宇宙船をまずサブオービタル軌道に入れるのは、宇宙船に何か不具合が発生した場合に、何もしなくても地球に帰還できるからです。スペースシャトルでも同じシークエンスがとられていました。

     

    20191221_02.jpg

     

    スターライナーは打ち上げから31分後に、自らの軌道操作エンジンと姿勢制御エンジンの噴射でISSへの軌道に入る予定でした。軌道変更のエンジン噴射は行われたものの、何らかの原因で、計画されたISSへの軌道に入ることができなかったのです。

     

    1222日のスターライナーのホワイトサンズ着陸機会は2回とのことです。午前8時(日本時間22時)、午後350分(日本時間23日午前1050分)です。

     

    大気圏再突入時の温度は1650℃にもなります。ヒートシールドがこの高熱からスターライナーを防護します。高度約9kmで2個のドラグ・パラシュートが展開し、さらに3個のメイン・パラシュートが開きます。その後、ヒートシールドを分離し、高度900mでエアバッグが膨らみ、着地の衝撃を吸収します。

     

    20191221_03.jpg

     

    今回の帰還場所はニューメキシコ州ホワイトサンズ宇宙港ですが、スターライナーは全部で5か所の着陸サイトを設定しています。ホワイトサンズ・ミサイル実験場内にもう1か所、ユタ州にあるダグウェイ実験場、アリゾナ州のウィルコックス・プラヤ乾湖、そしてカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地です。



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