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巨大壁画『爬虫類の時代』
国立科学博物館で開催されている「恐竜博2011」に行ってきました。ティラノサウスルやトリケラトプスをはじめとする全身骨格標本や、恐竜の羽毛など最新の話題をまじえた展示はきわめて充実していました。

dino2011

子供たちの人気はやはりティラノサウルスのようでしたが、私が一番印象的だったのは、ピーボディー自然史博物館の大壁画『爬虫類の時代』に関する説明展示でした。この壁画は同博物館のグレートホールにあり、長さ33.5m、高さは4.9m。古生代デボン紀から中生代白亜紀まで約3億年間の生物の歴史が細密に描かれています。

the_age_of_reptiles

化石でしか知ることができない遠い昔の動物たちを絵で復元するだけでなく、それらの動物が生きていた環境(地形や植物)も描きこんで一大パノラマとする手法はきわめて訴求力があります。じっと見入っていると、まるで恐竜たちの声や足音が聞こえそうです。この『爬虫類の時代』は、私が恐竜や古生物の記事や書籍をつくるときの原点になった絵でした。

この壁画が完成したのは1947年でした。描いたのは当時イエール大学芸術学部の4年生だったルドルフ・ザリンガーで、古生物学の教授たちから特別にレクチャーを受けてから仕事にとりかかったとのことです。今回の説明展示では、この壁画に描かれている35種の動物と26種の植物についての解説があり、さらにこれが一番大事なことですが、そこに描かれた当時の知識が、その後の学問の進歩によってどれだけ新しいものになったかが説明されています。絵に描かれていることの一部は古くなってしまいましたが、この絵は今も多くの人々の知的好奇心や古生物学への関心をかきたてています。

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