最近のエントリー
カテゴリー
過去のエントリー
カレンダー
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
ブログ内を検索


PROFILE
モバイル
OTHERS
ウェブ×ソーシャル×アメリカ
池田純一さんの『ウェブ×ソーシャル×アメリカ』(講談社現代新書)を読み終えたところです。なぜ、アメリカにGoogle やApple やAmazon やe-Bay が生まれ、なぜ今Twitter やFacebook が注目される存在なのかを、アメリカのテクノロジーや社会思想の歴史の中で論じた本です。

ikeda

大学で教えている「デジタル編集論」の講義では、私も現在のネット社会にいたる流れをフォン・ノイマンとノーバート・ウイナーからはじめており、とても参考になりました。とくに第6章の「アメリカのプログラム」とその前後の議論は、すぐれたアメリカ文明論としても成立するものだと思います。

現在のウェブとWhole Erath Catalog の関係については、これまでもいろいろな論がありましたが、当時Whole Erath Catalog を実際に買って読んでいたことのある私にとって、本書での展開にはなるほどと思うところがたくさんありました。

さて、本書の問題意識は、Facebook にみられるような「ソーシャル」な存在となったウェブ世界が、これからどうなるかを検討するものでしたが、結局その答は得られませんでした。起きてしまったことは分析できるが、未来を知ることはできない。私たちが知りうるのは「予感」や「予想」といえるほどのものでしかなく、その答を知っているのはApple やGoogle といったウェブ世界のキープレーヤーたちだということなのでしょう。

アメリカの宇宙開発と長く付き合ってきた私としては、宇宙開発技術がウェブ世界をつくったという著者の唐突な結論には違和感を覚えました。

▲PAGE TOP