スピッツァー宇宙望遠鏡、ミッション終了

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    NASA Ends Its Spitzer Space Telescope Mission

     

    NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡のミッションが終了しました。

     

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    スピッツァー宇宙望遠鏡は宇宙空間から赤外線で天体を観測する望遠鏡で、2003年に打ち上げられました。以後、16年にわたり、さまざまな発見をもたらしました。スピッツァー宇宙望遠鏡は銀河や星の進化から系外惑星まで、赤外線による観測が非常に重要な役割を果たすことを私たちに教えてくれました。

     

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    現在、次世代の宇宙望遠鏡として、ジェームズ・ウエッブ宇宙望遠鏡が開発されており、2021年に打ち上げの予定です。ジェームズ・ウエッブ宇宙望遠鏡は赤外線の領域で天体観測を行い、スピッツァー宇宙望遠鏡のミッションを引き継ぐことになります。

     


    2020年の主な天文現象

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      2020年もさまざまな天文ショーを楽しむことができます。天体写真家の藤井旭さんから送っていただいたチロ天文台の天文現象カレンダーを参考にご紹介しましょう。

       

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      特に注目すべき天文現象には2017 T2 パンスターズ彗星の最接近、火星の準大接近、夕空での木星と土星の最接近などがあります。また621日には中国・台湾で金環日食があり、日本でも部分日食となります。半影月食は2回あります。旧暦の七夕(伝統的七夕)は825日です。中秋の名月は101日になります。満月は翌日の102日です。中秋の名月は旧暦の815日で、天文現象の満月と日付がずれることはしばしば起こります。

       

      1

      4日:しぶんぎ座流星群が最大

      11日:満月、半影月食(半影最大食分0.92

      2

      3日:節分

      4日:立春

      9日:満月

      10日:水星が東方最大離角(夕方の西天)

      3

      10日:満月

      20日:春分

      20日:明け方の東天で火星、土星、木星が接近して並ぶ

      25日:金星が東方最大離角(夕方の西天で宵の明星)

      4

      4日:金星とプレヤデス星団が大接近

      8日:満月(今年のスーパームーン)

      28日:金星が最大光度(夕空の西天で−4.5等)

      5

      5日:立夏

      7日:満月

      22日:夕空で金星と水星が大接近

      25日:2017 T2 パンスターズ彗星が地球に最接近(きりん座で5.7等)

      6

      4日:金星が内合(以後は明け方の東天で明けの明星)

      6日:満月、半影月食(半影最大食分0.59

      21日:夏至

      21日:夕方の西天で部分月食(中国・台湾で金環日食)

      7

      5日:満月

      7日:七夕

      10日:金星が最大光度(明け方の東天で−4.5等)

      14日:木星が衝(−2.8等、いて座)

      21日:土星が衝(0.1等、いて座)

      8

      4日:満月

      7日:立秋

      12日:ペルセウス座流星群が極大

      13日:金星が西方最大離角(明け方の東天で明けの明星)

      25日:旧暦の七夕(伝統的七夕)

      9

      2日:満月

      3日:準惑星ケレスが衝(7.6等、みずがめ座)

      12日:海王星は衝(7.8等、みずがめ座)

      22日:秋分

      10

      1日:中秋の名月

      2日:満月

      4日:くじら座の長周期変光星ミラが極大

      6日:火星が準大接近(−2.6等、うお座)

      31日:満月

      11

      1日:天王星が衝(5.7等、おひつじ座)

      7日:立冬

      30日:満月、半影月食(半影最大食分0.85

      12

      13日:金星と細い月(月齢27.6)が明け方の東天で大接近

      14日:ふたご座流星群が極大

      21日:冬至

      22日:夕空で土星と木星が最接近(いて座)

      30日:満月

       


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      2017 T2 パンスターズ彗星の動き

       

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      火星の準大接近

       

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      621日の部分日食

       

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      621日の金環日食

       

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      1222日夕空で土星と木星が最接近


      系外惑星の大気に水蒸気を発見

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        Water Vapor on Habitable-Zone Exoplanet

         

        ハッブル宇宙望遠鏡は系外惑星K2-18bの大気に水蒸気を観測しました。

         

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        地球と同じ岩石型の系外惑星の発見は、今では珍しくありません。まや、ハビタブルゾーン(母星から適度の距離にあり、惑星表面に水が液体で存在できる領域)をまわる岩石型惑星も発見されています。しかし、ハビタブルゾーンをまわる岩石型惑星の大気で水蒸気(水分子)が発見されたのは、これが最初です。

         

        K2-18b2015年に系外惑星探査機「ケプラー」が発見した系外惑星で、しし座の方向、約110光年の距離にあります。赤色矮星のまわりをまわっており、質量は地球の約8倍といいますから、直径が地球の約2倍ある「スーパーアース」です。

         

        イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームが、ハッブル宇宙望遠鏡が2016年と2017年に観測したデータを分析したところ、大気中に水分子、さらに水素やヘリウムの存在が示されました。ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡などによる今後の詳細な確認が必要ですが、K2-18bの大気に水分子が存在しているとすれば、その表面には液体の水、すなわち海があり、生命に必要な環境が存在しているかもしれません。

         

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        生命をはぐくんだ私たちの地球は、はたして宇宙において特別な存在なのでしょうか?



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