フォトンベルトの源流(2)

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    Origin of Photon Belt Fantasy(2)

     

    ノリス氏から話を聞いて、「フォトンベルト」が世界に広まった経緯はわかりました。しかし、私はもう少し調べたいと思ったのです。というのも、フォトンベルトの話は、プレアデスの星系を含めそれなりのディテールを持っています。ノリス氏が言っていた2人は、そのアイデアを自分たちだけで考え出したわけではないのではないか、と考えたのです。

     

    フォトンベルトの源流を調べるかぎは、フォトンベルトの発見者とされている「科学者パウル・オットー・ヘッセ」です。こういう名前の科学者は見つかりませんでしたが、”Der Jüngste Tag” (最後の審判の日)という本を出版している同名の人物がいることがわかりました。さっそく”Der Jüngste Tag”を取り寄せてみました。それが下です。この本が最初に出版されたのは1949年のようです。

     

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    パウル・オットー・ヘッセについて調べれば、フォトンベルトがどこから来たかわかると、私は考えていました。手元に届いた ”Der Jüngste Tag” を開き、37ページの図を見たとたん、私の予感が的中していたことがわかりました。そこには、フォトンベルトの原型といえる図が載っていたのです。

     

    「シャーリー・ケンプ」の記事に載っていたフォトンベルトの図を、ノリス氏は自分で作成した記憶はないとのことでしたので、「シャーリー・ケンプ」が文章と一緒に制作したのでしょう。彼らは”Der Jüngste Tag”の図を参考にして、これをつくったわけです。

     

    ”Der Jüngste Tag” の図をくわしく説明しましょう。

     

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    黒い円盤を上から下に横切っているのが「光のリング」、円の中心はアルシオーネです。黒い部分は闇の領域、白い部分は光の領域です。白い矢印は、アルシオーネをまわる太陽系の運行を示しています。太陽系が闇の領域を運行している期間は1万年、光の領域にいる期間は1000〜2000年であることが読み取れます。円の右半分は現在の地球の歴史を示しています。円盤に書きこまれた数字は、この図に付随している説明によると、1が聖書による年代記のはじまりで紀元前4128年、2がノアの大洪水で紀元前2473年、3がクフ王のピラミッド建設で紀元前2170年、4がソドムの滅亡で紀元前2050年、5がダビデによるイスラエル統一で紀元前1039年となっています。そして、円盤の一番上にあたる紀元2000年のところに「最後の審判の日」があります。図の左半分は、現在の歴史がはじまる前の時代で、アトランティス伝説の時代となっています。また、円盤の一番外側は黄道十二宮を示しており、この図が占星術とも関係していることがわかります。現在は双魚宮の時代です。

     

    ヘッセによれば、最後の審判の日というのは、太陽系が光の領域、すなわち光のリングに入る日のことを意味しています。その日は2000年とされていました。しかし、2000年には何も起こらなかったため、フォトンベルトの信奉者はいつの間にかマヤの古代暦と結びつけて、2012年に何かが起こることになったわけです。

     

    キリスト教の世界では、最後の審判あるいは世界の終末がいつ訪れるのかは、つねに大きな問題でした。たとえば16世紀はじめに、1524年に世界は大洪水によって終わるという説が大流行したことはよく知られています。こうした終末の時期の予測には、占星術が用いられることも多くありました。ヘッセはまた、古代エジプトの「永遠の生命」の象徴であるアンクの図像や、ピラミッドの構造に見られる神秘的な数の構成、アトランティス伝説などにも関心を示していました。世界が創造と破壊を繰り返すという考え方は、多くの民族の神話にみられます。独特の宇宙観や占星術、古代文明の神秘的解釈がキリスト教の終末論と結びついた、宇宙の黙示録ともいうべきヘッセの終末論は、このような中から生まれてきたものでしょう。

     

    「シャーリー・ケンプ」は「ヘッセがフォトンベルトを発見した」とし、フォトンベルトをめぐる太陽の周期についても同じことを書いています。彼らが”Der Jüngste Tag”を参考にしてフォトンベルトの記事を書いたことは間違いありません。「シャーリー・ケンプ」の記事では、「地球はフォトンベルトに入りつつある」と書かれており、地球がフォトンベルトの影響を受けはじめたのは1962年としています。1962年にはUFOが多数目撃されたが、これはフォトンベルトを伝わって「宇宙旅行者」がやってくるようになったためではないかというのです。

     

    「シャーリー・ケンプ」はヘッセの説の他、フォン・デニケンの著作についても触れています。今の読者に、デニケンの名はあまりなじみがないかもしれません。彼の著書で有名なのは1968年に出版されて世界的なベストセラーとなった『未来の記憶』と、その翌年出版された続編『星への帰還』です。エジプト、メソポタミア、マヤなど世界の遺跡を旅してまわったデニケンは、これらの本の中で、かつて地球には宇宙人が到来し、彼らが古代の高度な文明をつくりあげたという説を展開しました。グラハム・ハンコックの『神々の指紋』はデニケンの二番煎じといえるものです。

     

    興味深いことに、「シャーリー・ケンプ」はさらに、アボリジニやマヤの神話、ノアの洪水などにも触れています。フォトンベルトは、マヤをはじめとする古代文明や、アボリジニやホピなどの先住民族の「予言」と関連して語られますが、その原型が、すでにここに存在しています。

     

    フォトンベルトの系譜をたどっていくにつれて見えてきたのは、現在のフォトンベルト信者でさえ知らない深層流でした。これはただの荒唐無稽な話ではすまされない要素をもっています。そこには半世紀以上にもわたるキリスト教の終末論、占星術、滅亡したアトランティス伝説、マヤやエジプト、メソポタミアなど古代文明の神秘主義的解釈、アボリジニやアメリカ先住民の予言、現代の天文学をまったく無視した擬似科学、UFOや宇宙人幻想などが輻輳しています。これらは皆、不合理ではあるのですが、そうであるがゆえに、どこかで人々の心をとらえているものばかりです。フォトンベルトがひそかに命脈を保ってきた理由がそこにあります。

     

    「科学の時代に、人間はなぜ、不合理なものを信じてしまうのか」。これは私たちにとって大きな問いです。UFOや宇宙人やフォトンベルトがエンターテイメントや都市伝説の対象としてメディアに登場するくらいのことに目くじらを立てる必要はありませんが、社会が内向きの時代には、人はオカルト的な発想にひかれがちであることを忘れてはなりません。2004年に私はフォトンベルトについて原稿を書き、「2012年が何もなく過ぎた後も、もしかしたらフォトンベルトは姿を変えて残っていくのかもしれません」という文章でしめくくりました。実際にそうなったようです。

     


    フォトンベルトの源流(1)

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      Origin of Photon Belt Fantasy1

       

      今夜のあるテレビ番組に「フォトンベルト」が登場しました。久しぶりのことです。2004年頃には、書店に行くとフォトンベルト関連の本がたくさん並んでいたものです。このときには、フォトンベルトは古代マヤの暦が予言する2012年の世界の終末と関連付けられて話題になっていました。もちろん、フォトンベルトは荒唐無稽なつくり話です。下は「ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したフォトンベルト」とされた画像ですが、それは間違いで、13000万光年彼方の銀河NGC4650Aです。

       

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      私は以前、フォトンベルトというつくり話がいかにして出来上がっていったかを調べたことがあります。その結果をご紹介しましょう。現在、フォトンベルトについて語っている人々の多くは、この話がどこから来たかを知らないと思います。

       

      「フォトンベルト」とは次のようなものだとされています。

      ・フォトンベルトはプレアデス星団にある。プレアデス星団の星々は、星団で最も明るい星であるアルシオーネを中心にまわっており、太陽もこの星系に含まれる。すなわち太陽もアルシオーネのまわりをまわっている。これを発見したのは、天文学者ホセ・コマス・ソラである。

      ・フォトンベルトは1961年に、「科学者パウル・オットー・ヘッセ」によって発見された。

      ・ドーナツ状のフォトンベルトは、アルシオーネを中心とする星系の公転面と直交しており、ちょうど太陽の軌道のあたりを通っている。太陽はアルシオーネを26000年かけて1周しているので、太陽は13000年ごとにフォトンベルトに入ったり出たりする。太陽がフォトンベルトに入ってからぬけるのに2000年かかる。

      ・フォトンベルトに入らないときは闇の時代であり、ベルトに入ると光の時代がおとずれる。太陽系が完全にベルトの中に入るのは2012年である。

      ・フォトンベルトに入ると、人間や地球は大きな影響を受ける。たとえば、フォトンは生命体を原子レベルから変えてしまい、進化を促進させる。人類は生まれかわり、新しい段階に達する。

       

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      上は、フォトンベルトを説明する際に必ずでてくる図です。真ん中にあるのがアルシオーネで。そのまわりをプレアデス星団の6個の星がまわり、一番外側を太陽がまわっています。これらの星の公転面と直交するリング状のものがフォトンベルトです。太陽がフォトンベルトを出たり入ったりする様子がよくわかる図です。

       

      この図は、オーストラリアのニューエイジ団体が発行していた雑誌『NEXUS19912月号のフォトンベルトに関する記事“THE PHOTON BELT STORY”の中に掲載されていたものです。フォトンベルトという言葉はこの記事によって世界中に広まりました。

       

      この記事はオーストラリアのUFO研究団体AIUFOFSRが発行していた機関誌の19818月号から転載されたものでした。その時の記事のタイトルは“And So Tomorrow”でした。私はAIUFOFSRの主宰者だったコリン・ノリス氏に連絡をとり、この記事の著者である「シャーリー・ケンプ」という女性についてたずねてみました。するとノリス氏から、実際はシャーリー・ケンプという中年女性と大学生の共作であったという返事がきました。フォトンベルトの原稿は、この2人によってノリス氏のもとに持ちこまれたものだったのです。ノリス氏によると、このうち大学生は当時ノリス氏のUFO団体のメンバーでしたが、その後、オーストラリアの原子力研究機関に勤める研究者になったとのことでした。フォトンベルトの記事は物理学に関する部分だけは科学的に正確なのですが、その理由は物理学がこの大学生の専門だったからなのです。彼はこの記事に関わったことを認めていますが、自分の立場もあり、本名を明らかにすることは断りました。もう一人の女性については、ノリス氏は彼女がどうしているかは知らないということでした。なにしろ20年以上も前のことであるからと、同氏は語っていました。

       

      「シャーリー・ケンプ」のオリジナルの記事を読むと、「太陽がアルシオーネのまわりをまわっているのを発見したのは、天文学者ホセ・コマス・ソラである」という個所があります。銀河系の構造を少しでも知っていれば、こんな考えがナンセンスであることはすぐに気がつくでしょう。しかし、宇宙の中心がアルシオーネであり、プレアデスの他の星や太陽がそのまわりをまわっているとする説は、実際に存在したのです。ドイツのヨハン・ハインリッヒ・フォン・メドラー(17941874)が1846年に発表した説です。

       

      メドラーは月面の観測で有名な天文学者で、銀行家ウィルヘルム・ベーアの援助のもとにつくられた「ベーアとメドラーの月面図」(1837年発表)は、当時最もくわしく正確な月面図でした。そのメドラーは1840年、エストニアのドルパト天文台の台長になります。ここでプレアデス星団を観測し、アルシオーネがプレアデス星系の中心だとする説を発表するのですが、もちろん、これは正しくはありませんでした。ロバート・バーナム・ジュニアは『星百科大事典(改訂版)』(地人書館)の中で、これを「天文学史上最も奇妙な誤った解釈の一つ」と説明しています。「アルキオネが宇宙の“中心太陽”だという考えは、いくぶん人気を呼んだが、銀河の構造がわかってくるとともに、2030年の間に、この考えは見向きもされなくなってしまった」と、バーナムは書いています。ホセ・コマス・ソラ(18681937)は小惑星などを観測したスペインの天文学者です。「シャーリー・ケンプ」はメドラーとコマス・ソラを間違えてしまいました。そのため、コマスは不名誉な名前の使われ方をされてしまったのです。


      アメリカ国防総省が認めたUFO映像?

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        UFO Videos Released by U.S. Department of Defense?

         

        「アメリカの国防総省がAdvanced Aerospace Threat Identification Program という極秘のUFO調査を20072012年に行っていた」という20171216日付の『ニューヨーク・タイムス』の記事とともに公開されたUFO映像は疑問だらけです。この映像には「海軍のF/A-18スーパーホーネットと未知の物体の遭遇を示す映像。国防総省のAdvanced Aerospace Threat Identification Programが公表した」という解説がつけられていますが、『ニューヨーク・タイムス』自身がこの映像の信ぴょう性に関して検討した形跡はありません。『ニューヨーク・タイムス』がなぜこのようなフェイクニュースともいえる報道を行ったのか、理解に苦しみます。

         

        UFO(未確認飛行物体)はアメリカ空軍の用語として、第二次世界大戦後の早い時期から使われていました。もともとはアメリカの領空内に侵入してくるソ連の航空機を想定していたもので、宇宙からやってきた乗り物の意味はありませんでした。空軍はかつてプロジェクト・ブルーブックなどのUFO調査を何度も行い、UFO現象がアメリカの安全保障に脅威を与えるものではないことを確認しています。今回の極秘UFO調査はこれらの調査にくらべて、少しオカルトっぽい匂いがします。『ニューヨーク・タイムス』が公開したスーパーホーネットのUFOとの遭遇映像も調査の対象だったとのことですが、このようなあやしげな映像を、本当に国防総省が「未知の飛行物体が存在する証拠となる映像」として発表したとすれば驚くほかはありません。

         

        そこで、この映像について少し調べてみました。

         

        『ニューヨーク・タイムス』が公開したUFO映像は2種類の映像からなり、To The Stars Academy of Arts & Scienceというインターネットのサイトにその2本の映像がアップされています。「GIMBAL」と「2004 USS NIMITZ FLIR1」の2つですが、同サイトでは、これらは「アメリカ政府によって公開されたUAPUnidentified Aerial Phenomena未確認空中現象)の最初の公式なエビデンス」としています。ちなみにこのサイトは「ブリンク182」のギタリストでUFOビリーバーでもあるトム・デロングがCEOになっています。

         

        GIMBALは、アメリカ海軍の艦上戦闘攻撃機F/A-18スーパーホーネットに搭載されたレイセオン社製の AN/ASQ-228 ATFLIR(発達型目標指示赤外線前方監視装置)ポッドのFLIR(赤外線カメラ)が撮影した動画とされています。FLIRは目標の追跡や攻撃、夜間の地形追随飛行などに用いるものです。このポッドにはレーザー測距装置や光学カメラも収められています。

         

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        映像には赤外線カメラにロックされた「UAP」が写っており、不思議な動きをしています。この映像の撮影日や撮影場所は明らかにされていません。「ドローンか」「あれを見ろ!」「回転している」などの音声が入っています。「編隊を組んでいる」という音声もありますが、画面には1個の物体しか写っていません。

         

        2004 USS NIMITZ FLIR1も、スーパーホーネットのAN/ASQ-228で撮影されたものとされています。

         

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        赤外線カメラがロックし、追跡している物体は、高度約2万フィートをマッハ0.55で左に旋回しているといいます。また、排気の形跡がないのにホバリングしている、急速度で方向転換する、ソニックブームを発生せずにマッハ5まで急加速するなどの動きをしているとされています。

         

        この2004 USS NIMITZ FLIR1は、スーパーホーネットのパイロットが未確認の飛行物体を見たという200411月の「空母ニミッツUAPインシデント」の際の映像ということになっています。元海軍パイロットのパコ・キエリチ氏はこのインシデントについて、友人の元パイロットであるデイブ・フレイバー氏から聞いた話として、2015314日にFIGHTRE SWEEPというサイトに寄稿しています。それによると、このインシデントは以下のようなものでした。

         

        20041114日午前、2機のスーパーホーネットがサンディエゴ南西沖の空域で訓練を行うため空母ニミッツを発艦しました。これらのスーパーホーネットは複座型で、パイロットの他にWSO(兵装システム士官)が搭乗していました。フレイバー機のコールサインはFASTEAGLE 1、もう1機はFASTEAGLE 2 でした。

         

        ニミッツ空母打撃群のタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦プリンストンのSPY-1レーダーは数日前から、海上に不思議なレーダー反射をとらえていました。この反射は時には停止し、時には急激に方向転換し、信じられないスピードで加速していました。このAAV(異常飛行体)がこの日も現れたため、プリンストンはまず、近くを飛んでいた海兵隊のスーパーホーネットを現場に向かわせました。スーパーホーネットは静穏な海上に直径50100mの白く泡立つ渦を発見しましたが、AAVを目撃することはできませんでした。

         

        プリンストンは次に、所定の訓練を終えて帰艦しようとしていたフレイバー機ら2機を、現場に向かわせました。フレイバーも海面の白い渦を確認しました。さらに接近したフレイバーはそこに白い物体を発見しました。それは全長46フィートほどの細長い形状をしていましたが、窓も翼も推進装置もありませんでした。この物体は2機に搭乗していた4名全員が目撃しました。2機のスーパーホーネットにはFLIRは搭載されていませんでした。フレイバーらはAAVAPG-73 レーダーでロックオンしようとしましたが、AAVは素早く移動し、とらえることはできませんでした。燃料も少なくなっていたので、フレイバーらはニミッツに帰艦しました。

         

        同日午後、別のクルーが搭乗したスーパーホーネット2機が同じ海域に向かい、やはり同じAAVを目撃しました。今度はFLIRを搭載しており、帰艦後、クルーはAAVの写ったFLIRの映像をダウンロードしたといいます。

         

        キエリチ氏もフレイバー氏も熟練した戦闘機パイロットでした。UFOに関心があったわけでもないので、合計8名がサンディエゴ沖で白い不思議な物体を目撃したと報告した事実があったことは間違いないでしょう。フレイバー氏は今回CNNに登場し、同じ内容を述べています。しかしながら、同氏の発言と、今回公開された映像の関係はよくわかりません。キエリチ氏は、午後のクルーが撮影したFLIRの動画は一時YouTubeにアップされていたが、いつのまにか削除されていたと書いています。その動画が、今回公開された動画かどうかも明らかではありません。

         

        スーパーホーネットが撮影したとされる2本の映像が「本物」なのかどうかは不明です。フェイクの可能性もあります。また、一般論としていうと、FLIRの映像はそれが本物だとしても、注意が必要です。FLIRで撮影されたUFO映像で一番有名なのは、2004年に出回った「メキシコ空軍が発表した」とされる映像です。

         

        20171229_03

         

        雲の上を飛行していくUFOの編隊が写っていますが、このUFOの正体はメキシコ湾の油田の炎でした。おそらくパイロットは油田を目視していたでしょう。しかし、赤外線映像だけを見ると、まるでUFOのように見えてしまうのです。

         

        To The Stars Academy of Arts & Scienceにアップされた映像のうち1本は、2007年にドイツのSF映画製作を行う学生集団のウェブサイトに載っていたという情報もあります。今回の映像は、以前から一部のUFOファンの間で出回っていたものである可能性があります。

         

        『ニューヨーク・タイムス』の記事を書いたのはヘレン・クーパー、ラルフ・ブルメンタール、レスリー・キーンの3名です。クーパーは『ニューヨーク・タイムス』のペンタゴン担当記者ですが、ブルメンタールはTo The Stars Academy of Arts & Scienceのメンバー、キーンはUFOに興味をもっているフリージャーナリストで、20171月に話題になったチリの海軍が撮影したとされるUFO映像を本物だと主張した人物です。実際には飛行機雲だったのですが。

         

        そのようなわけで、今回の『ニューヨーク・タイムス』の記事、およびそれと一緒に公開された映像は、UFOビリーバーあるいはそれに近い人たちが何らかの意図をもって仕掛けたものと考えることが可能です。

         


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