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Prayer:祈り
深夜のニュースが、ニューヨークで演奏活動を続けているピアニストの岡本優子を取り上げていました。岡本さんのご家族は今回の東日本大震災で被災し、しばらく連絡が取れなかったそうです。その間に岡本さんが作曲したのが『Prayer:祈り』です。被災した人たちを遠い場所から想う気持ちがこめられた曲でした。

YouTube で『Prayer:祈り』を聴くことができます。
Viva ELVIS
『Viva ELVIS』を聴いてみました。「21歳のエルヴィスが2010年にアルバムを録音したら、こんな風になるのではないか」というコンセプトのもと、エルヴィスの歌と現代の演奏だけでなく、エルヴィスにまつわる過去のさまざまな音源をミックスして新たに録音された「33年ぶりのニューアルバム」です。

viva_elvis

エルヴィス・ファンにとって、このCD の評価は分かれるところでしょうが、私は、エルヴィスの歌のこういう楽しみ方もあるのではないかと思いました。現代風にアレンジされたどんな演奏であっても、彼が歌いはじめると、40年以上前の彼の声がすべてを支配してしまうところは、キングのキングたるゆえんでしょう。That's All Right と Suspicious Minds はとくにおすすめです。

ところで、このCD のオープニングで「ツァラツストラ」が流れた瞬間から、これを聴く人は、彼が21世紀の華やかなステージで歌っている姿をいろいろ想像してしまうでしょう。とすれば、次は3D 映像でのエルヴィスの復活しかありません。彼の残された映像から3D データを構築し、今のラスベガスの舞台と合成することは、現在のデジタル技術で十分可能なはずです。世界のどこかに、そんなことを考えて、すでにエルヴィス復活プロジェクトを進めている人がいるかもしれません。
レニングラード:失われた歌
モスクワ発サンクトペテルブルク行きの特急列車が脱線し、死傷者が出たとのニュースが伝えられています。1982年、当時はレニングラードとよばれていたサンクトペテルブルクを初めて訪れたときに私が乗ったのも、モスクワ発レニングラード行きの夜行列車でした。

モスクワのレニングラード駅の暗いプラットフォームから列車に乗り、一晩走り続け、早朝、レニングラードのモスクワ駅に到着する直前に列車内に流れてきたのが、アラ・プガチョワの「レニングラード」でした。ピョートル大帝にはじまる帝政ロシアの都であり、レーニンにひきいられたロシア革命や、第二次世界大戦時のレニングラード攻防戦など、さまざまな歴史に彩られた都市へと私を迎えてくれた思い出深い歌です。

1991年、ソ連邦崩壊にともなって、レニングラードの名は以前のサンクトペテルブルクに戻りました。それとともに、プガチョワはこの歌をあまり歌わなくなったようです。ソ連時代への訣別のためなのでしょうか。歌われるべき都市の名がなくなってしまったからなのでしょうか。その理由が知りたいところです。ソ連の歌姫といわれ、ソ連邦崩壊後もロシアのトップアーティストだったプガチョワは、今年3月に引退宣言をし、現在、最後のツアー中です。
ダンシング・イン・ザ・ウィンド
ダブリンのナショナル・ライブラリーには、アイルランドの有名な詩人、W.B. イェイツの特別展示コーナーがあります。トリニティー・カレッジでの会議の翌日、短い時間でしたが、そこに行ってきました。照明を落とした部屋で、イェイツに関する資料や彼が書いた詩の原稿を見た後、ギフトショップで買い物をしていて目に止まったのが、1枚のCD でした。

“Dancing in the Wind” というタイトルのこのCD は、ハープ奏者で歌手のクレア・ロシュが、イェイツの詩を音楽にしたものです。作曲だけでなく、自分で歌い、ハープを奏でています。全部で9曲が入っており、私が好きな詩、”The Song of Wandering Aengus” は2番目にありました。

Dancing in the Wind

クレア・ロシュのウェブサイトで調べたところ、彼女はダブリンのユニバーシティー・カレッジで文学を、さらにトリニティー・カレッジでアイルランド文学を学びました。その一方で、ピアノ奏者で曲も書いていた彼女はアイリッシュハープを学び、歌手としても活動していくようになったのです。こうしてアイルランドの伝統的な文学と音楽を学んでいったクレア・ロシュにとって、イェイツの詩との出会いは必然だったのかもしれません。イェイツの家族の許可を得て、彼の詩に曲をつけ、自ら演奏したのが、“Dancing in the Wind” というわけです。

ホテルに帰ってから早速聴いてみました。とても素晴らしいCD です。アイルランドの歴史や自然の中から生まれたイェイツの詩が音楽と見事に融合して、人の心をさらにゆさぶるものになっていました。

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